仕事が終わり
私とリソンは会社から出て駅に向かう
ばいばーいと手を振ってリソンとは別れる
電車に乗り私はさっきの会話を思い出す
そう言っていたリソンを思い出しプリンの味を思い出す
少しして
あー、変なことを思い出してしまった
私はそう思う
でもテヒョンと別れて全然あのお店に行ってない
時間もあるし今日行ってみようかな私はそう思い電車から降りた
かれこれあの日から来てないから2年ぶり…?
お店のドアを開ける
私は席についてメニューを開き
私は店員さんにプリンを頼む
オーダーを待ってる間にお店を見渡す
何も変わってないなあ、懐かしい
あの時は楽しかったな
なんて思ってしまい私は首を ブンブン と降る
店員さんの声にびっくりすると少し笑われてしまった
俯きながらお礼を言う
目の前にはあのプリン
手を合わせ 私はプリンを口に運んだ
そう言って隣に座ったのは全く知らない男性だった
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。