ガタンガタン
今は電車の中 今日は隣町の事務所に行って新作の機器を届けに行く
まあ、お得意様ってやつ…?
私は行くの初めてなんだけどね
確か大手の事務所だ
ぜひ使わせてくれと向こうから言ってきたらしく私は少し緊張する
私は電車を降りた
確か降りてすぐ左に曲がるはず
そう思いエレベーターから降りてすぐ左に曲がる
ドンッ と誰かとぶつかった
いててて… 鼻を押さえながら上を見上げると
ニコニコ と笑顔で私を見下ろすナムジュンさん
えええぇ、なんでここに?!
BTS…?名前聞いたことあるような…
あ、防弾少年団か!
そう言って音楽機器が入っているバックを持ち上げる
“ ヒョンが言ってたやつかな… ”
なんて呟く ナムジュンさん
私とナムジュンさんは並んで待ち合わせ場所に向かった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。