支度を終えて、家を出た
左馬刻さんが送ってくれると言ってくれたのでお言葉に甘えて乗せてもらうことにした
伊弉冉あなた
本当に助かります…
碧棺左馬刻
別にんなかしこまらなくっても大丈夫だ
取って食ったりなんかしねぇよ
伊弉冉あなた
それは分かってますよ!
普通に有難いだけですから!
合歓ちゃんは用事があるようで、今は左馬刻さんと一緒に帰宅中…
改めていい人なんだと実感した
なんやかんやで家に到着
伊弉冉あなた
本当にありがとうございました!
家まで送って頂いてしまって…
碧棺左馬刻
俺様が勝手に送っただけだからお前は気にすんなよ
碧棺左馬刻
合歓も楽しそうだったし、また来いよ
伊弉冉あなた
はい!また行きますね!
碧棺左馬刻
おう、俺様も待っt…
伊弉冉一二三
あ!!!
あなたーー!!!
伊弉冉あなた
え?
碧棺左馬刻
あ?
伊弉冉一二三
もう!俺っち本当に心配したんだからね!
観音坂独歩
おい、一二三うるさいz…
伊弉冉一二三
独歩ちん!あなた帰ってきたよ!
観音坂独歩
あなた!?
伊弉冉あなた
もう、お兄ちゃんうるさいんだけどー
観音坂独歩
あなた、ごめんな…
ん…?あなたが出ていったのも俺のせいなのに出迎えていいのか…?
顔合わせるのが恥ずかしい…
俺のせい…俺のせい…
伊弉冉あなた
あーもう、そんなに自分を責めないで?
大体もう怒ってないし
観音坂独歩
よ、良かった…
伊弉冉一二三
ていうか何でさ…
観音坂独歩
ん?
伊弉冉あなた
?
伊弉冉一二三
ヨコハマのザーヤクがいんの?
観音坂独歩
ヒッ!?
碧棺左馬刻
俺様はコイツを送っただけだ
伊弉冉あなた
そうだよ!送ってもらっただけ!
伊弉冉一二三
ていうか誰の家に泊まってたの?
伊弉冉あなた
友達?
伊弉冉一二三
誰?
伊弉冉あなた
左馬刻さんの妹の合歓ちゃんだよ?
観音坂独歩
は…?
伊弉冉あなた
??
観音坂独歩
や、ヤクザの家に泊まったってことか…?
伊弉冉あなた
ヤクザ…?左馬刻さんの事?
観音坂独歩
当たり前だろ?
伊弉冉あなた
うん、泊まったよ?
伊弉冉一二三
はぁぁぁ!?
観音坂独歩
家のあなたに手出してないですよね?
碧棺左馬刻
ったり前だろ?俺様を誰だと思ってんだ。
こんなガキになんか手ぇ出さねぇっつうの
伊弉冉あなた
そうだよ?それに、左馬刻さんは凄くいい人なんだから!
伊弉冉一二三
あなたっち〜、流石にザーヤクは不味いっしょ〜
伊弉冉あなた
え、えぇ…
観音坂独歩
そうだぞ、世の中に危ない人は沢山いるんだから安易に人を信じちゃダメだ
伊弉冉あなた
お兄ちゃん?独歩?そろそろ怒るよ?
観音坂独歩
え、あ、ごめん…
伊弉冉一二三
うげぇ!あなたは怒ると怖いからなぁ…
伊弉冉あなた
分かったらこれ以上左馬刻さんに文句を付けずに大人しく頭下げて感謝の言葉を述べて!
観音坂独歩
あ、碧棺さん…?えと、あなたの面倒見てくださってありがとうございました…
伊弉冉一二三
あなたの事見てくれてあざーした!
伊弉冉あなた
お兄ちゃんはこれがいつも通りなんです…
すみません…
碧棺左馬刻
別に構わねぇよ
碧棺左馬刻
んじゃ、俺様はそろそろ帰るわ
伊弉冉あなた
本当にありがとうございました!
またコーヒー入れてくださいね!
碧棺左馬刻
おう、また来いよ
伊弉冉あなた
はい!
独歩side
なんだ…?
さっきから胸がザワザワしている
あなたと碧棺さんが話している時からだった
伊弉冉あなた
ーー?ーぽ!
伊弉冉あなた
独歩!!
観音坂独歩
ビクッ
伊弉冉あなた
ボーッとしてたけど大丈夫?
観音坂独歩
あ…あぁ、大丈夫
伊弉冉あなた
そっかー!
その時───
トゥルルルルル…
あなたの携帯が鳴った
伊弉冉あなた
ん?誰だろ…
伊弉冉あなた
はい、もしもし伊弉冉あなたですが
電話から聞こえてきたのは
?
あ、あなた?お仕事の依頼なんだけどいいかな??
麻天狼の敵とも言えるアイツの声だった
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第12話 七話
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!