壱馬side
ポンッと投げられたのは悠羽のイヤホン
どうやら亜嵐さんと2人だと思ってたらしく
あんなに浮かれてた悠羽のテンションは
沈んだ
楽屋を出たはいいものの
悠羽は俺らではなく亜嵐さんにベッタリ
まぁーしかたないんだけどな
しかもちゃっかり手繋いでるんだよな
いいなぁ〜と思いつつも
多分割り込んだら悠羽はしばらく口を
聞いてくれなくなるだろうから
それだけは嫌やからせんけどさ
今日は陣さんがいない分甘やかし放題
なんだけどさすがにそれだとヒロさんに怒れれちゃうから野菜も食べさせないとなぁ
亜嵐さんの一言が聞いたのか
無言でサラダのボタンを押して注文する悠羽
こーゆーところが可愛いよな
褒められたのが嬉しいのかニコニコしながら
注文したのを来るのを待つ
その後もみんなで話し合いながら
寿司を堪能した
それだけ言い残して亜嵐さんと
仲良く帰っていった悠羽
そして取り残された悠羽溺愛組……
毎度の事だけど相変わらず振られる俺ら
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。