LIKIYAside
RIKUから悠羽が見つかったと連絡が
はいって俺は急いで楽屋に戻った
悠羽は怖かったのか壱馬や健太から一切
離れようとしない。
怖いよな。
手が震えてる。
そんな悠羽をあやすかのように
健太と壱馬は背中を摩ったり
手を握ったりずっと悠羽から離れない。
さすが溺愛組っと褒めたいところだけど
それどころではい。
健太の一言に安心したのか
ほっと胸を撫で下ろす。
俺と陣は楽屋をでてからマネに
今あったことを伝えた。
話し合いの末今回のファンミは中止
ファンには悪いけど今回は
その方がいいだろう。
悠羽の為にも。
すると、俺らの横を悠羽が言った人と
同じような人がスっと通っておった。
そして、俺はニヤッと笑った瞬間を
見逃さなかった。
こいつだそう思い俺はそいつの服を
引っ張った。
マネ)LIKIYAストップ!!
俺が胸ぐらを掴んだ瞬間マネと陣が来て
俺と犯人を引き離す。
マネ)君警察行きね?
分かるよね?
お前らは楽屋戻って悠羽の傍にいろ
いいな?
とりあえず犯人は捕まえた。
これで悠羽も少しは安心して過ごせるだろう。
楽屋に戻ると、うちの姫様は
壱馬の膝の上ですやすやと寝てらっしゃる……
そっと頭を撫でると
俺の声が聞こえたかのようにフニャっと
笑う悠羽
悠羽が寝てる間俺らは悠羽から
絶対目を離さない。
誰かしら1人はついて行くっと言う
ルールを作った。
またこんなことが起こったら大変だからな。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。