前の話
一覧へ
暗い夜道の中、1人、ふよふよと浮いていた
そう、アリーナは死んでしまったのだ。
死因は自殺
アリーナは死んでもなお、暗い夜道をウロウロと歩いていた
なぜ?暗い夜道は落ち着くからだ。
とため息をつきながらアリーナは言った
どうせ今日も同じような日なんだろうなと思っていた。
その時、急に目の前に怪しく輝いてる紅いルビーの王冠とそれをのせた白い何か
アリーナはこいつがなんなのかがさっぱりだった。だって明らかに人間じゃない。
アリーナは首を傾げた
白いやつが喋った!
アリーナはびっくりしたが少しすぅっと空気を吸い、深呼吸をして、白い何かに話しかけた。
キング?キングってことは何かの王様なのだろうか。アリーナはそう思った。
でもそんなことよりマンションに招待してくれる方が嬉しかった。やっと居場所を見つけた!とアリーナはそう言いたくてたまらなかった。
するとキングテレサは次にこう言い始めたのだ。
アリーナはポカンとした。
マンションはマンションでもホテルみたいなマンションなのか?
けど住ませてくれることにかわりはない
こうしてアリーナはキングテレサについていった。
快く了承したが、アリーナの中では不安でいっぱいだった。
マンションの住人と仲良くなれるだろうかとか、メイドとしてやっていけるだろうかなど
アリーナの頭の中ではそれでいっぱいだった。
アリーナはガッカリだった
あと少し前に進んでたらマンションについていたのか。
マンションは豪邸のような感じだが、新しくなく、古くもなかった
アリーナは手前にある木材でできた小屋のようなものを見つけた
キングテレサは何か隠してるようだった
けどアリーナは深く気にせず、マンションの方にじっと見ていた
キングテレサはドアを開けたと同時に言った
そしてキングテレサとアリーナはマンションの中へと入っていった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。