今は6:02 随分寝てしまった。
窓をみたが、そんなに明るくなかった。
それもそう。今は6時だ。
いつもより、朝が肌寒く感じるのはきっと気の所為だろう。
コンコンコン
静かな部屋に鳴り響くノックの音。
こんな早くに誰だ、と思いながらあなたはドアを開けた。
夢華がドアの横からヒョコッと顔を出した。
恥ずかしがっているのか、何かを言うのを躊躇っている。
落ち着いたのか、深呼吸をしてあなたをまっすぐ見る。
あなたは、『6人……?』と疑問に思いながらも
そう言うと夢華は部屋を出ていった。
また静かになった部屋に、あなた1人。
ガチャッ
長い沈黙が続く。
目に入った物はギター。
あなたは昨日も弾いたなぁ、と思いながらもギターを手にした。
静かな部屋に響くギターの音。
時計の針は7:58をさしている。
1時間以上やってしまったようだ。
パカッ
クローゼットを開く。
中にはたくさん服が入っている。
とは言っても、ほとんどがパーカーだ。
パーカーは楽だ。
一枚ペロッと着るだけだし。
時計を見るが、まだ8:17。時間まであと2時間以上ある。
そう思っていると…
プルルルルル……プルルルルル……
ピッ
西條美乃里。あなたの、昔からの親友だ。
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書き方変えてみたけどどう?(((
前のほうがよかったらコメントよろしく……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。