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第27話

27話
テオくん目線
テオ
…なんでみやかわが居んの…
じんたんを追い掛けるつもりで窓を覗くと、そこに居たのはみやかわ。
ドアを開け、泣きじゃくっているじんたんが見えた。
テオ
っ!?…はぁ…っ…?
驚きとため息が混ざったような声が出る。
その理由は、じんたんがみやかわに抱きついた。
みやかわは焦りながらも、少し幸せそうで不安そうな顔をしていた。
テオ
…はぁ…じんたんのは俺のだろーが…

じんたんは俺のものでは無い。
分かっているつもりでも、口に出るのは薄っぺらい嘘や嫉妬の言葉。
…じんたん、みやかわ相手に顔を真っ赤にしてる。
みやかわの事好きなのかな。
なら、両想いで俺の出る幕は無し、か。
みやかわはじんたんを心配しているのか、じんたんを背中へ上げ、何処かへ行ってしまった。
テオ
俺なんて…っう…!?
急に苦しさを感じ、口を抑える。
テオ
ガハッ…!ゲホッ…ゴホッ…
テオ
…!?…何だよ…これ…
手を見ると、真っ赤な液体が付いていた。
信じたく無かったが血、だろう。
テオ
…なんで…
゛……副作用がね…ちょっと……゛
そうだ。
あの薬の効果。
゛………死ぬかもしれない…゛
テオ
失恋したからか…?でも、死んでない…?
身体へのダメージを受けているのは確かだ。
でも、副作用の「死」は訪れない。
テオ
ゲホッ…ゴッホ…!
と思っていた傍からまた苦しくなり始めた。
テオ
やっべ…ほんとに…ゲホッ…死にたくねぇよ……
目眩でくらくらする。咳をすると血が出る。
________もう終わりにしないか?
嫌だ。まだ俺は生きたい。じんたんの友達でもいいから側に居たい。
________往生際が悪いなぁ。
みやかわとだってまだ仲直り出来てない。俺のせいだって分かっているのに。
________死んだ方がラクだよ。
死にたくない。嫌だ。まだ生きれる。せめて最後くらい…















________あ、倒れちゃった。ね?楽でしょ?もうすぐで死ねるネ。