あの後はまた皆さんの所に戻って色々な話をした ユンギは皆さんの中でも特にピアノが上手いことが分かった
やっぱりのめり込むとずっとやってるくせも変わらないんだね
ずっと楽しく話してたかったけどそろそろ仕掛けないと
だから私はユンギと一緒にコンビニに行くことにした
でも本当には行かず聞き耳を立てて会話をユンギに聞かす 辛いと思うけどこれが一番信じてもらえる
ユンギ ちょっとコンビニ行ってこよ
お菓子買おーぜ
いいぞ 行くか
行ってらっしゃーい!
2人が出ていく
ユンギ待って(小声)
あ? コンビn.
静かにして(小声)
は? わかったよ(小声)
コンビニには行かない 4人の話聞こう(小声)
ユンギはなにか意味があることを理解したのか大人しく聞くことにしたらしい
( ≖ᴗ≖)ニヤッ
あいつら出てったな
おうよ
じゃあまた計画たてよっか
おう じゃあ第3回目くらいかの会議を開始しマース
しっかり覚えろや リーダー
へいへい
ユンギを苦しめるにはやっぱりあのピアノを壊すことだよな
4が指さしたのはユンギがいつも弾いているピアノだった
そうね あいつあのピアノ母親に貰ったとか言って大事にしてたもんね
...
ユンギは何も言わずただ会話を聞いている
ごめんね
じゃあやっぱりあのピアノ壊す?
そうしよう
私もいいわ
私も
じゃあ何で壊す?
出来るだけ無残な形にしたいからバールとかノコギリとかハンマーとかでいいんじゃね?
うわー 1最悪ー 笑
いや あいつはそのぐらいでいいんじゃねーの?
まあいいんじゃね
よし じゃあバールとノコギリとハンマーでいいな
(1以外)おうよ
ここら辺で入るとするか
ごめんユンギ 私知ってたの でもまだ確信が無かった
だから今ユンギと一緒に4人の話を聞いた ごめんね(小声)
そっか お前も知ってたのか
えっ? ☁どういうこと? ユンギはこのこと知ってたの?
俺はこの事知ってた でもたとえ裏切りものだとしてもお前ら以外に俺を理解してくれた初めての人達だったんだ
だから何も言わずに黙ってた
壊されても壊されなくてもどうせもうすぐ死ぬつもりだったし
... ☁ユンギは知ってたんだ でも言わなかった そしたら私はいらない事をしたの?
まあでもそれは前の話
今はお前が居るから生きる意味が見つかった だから俺はそろそろあいつらの悪事を暴こうと思ってたから丁度いいわ
あんま自分責めんじゃねーよ
私のしたことはいらない事じゃなかったの?
ん
よかった(•ᵕᴗᵕ•) ありがとうユンギ
いきなり扉が開いた
2人とも... ずっと居たの?
しかもユンギは知ってたって
おう 知ってた
お前ら詰あめーんだよ 会議聞こえてんだっつの
嘘だろ? 全部聞こえてたのかよ
皆 もうしょうがないよ 全部正直に話そう
(2以外)...そうだな(だね)
じゃあ俺ら(私ら)がなんでこんな事しようかと思ったかから話すよ
...
4人はまるで何回も練習をしたように同時に話しだした
俺らは皆小さい頃からピアノをやってた
1は2歳から 2は5歳から 3は7歳から
4は6歳から
皆初めた時期は全然違うけど自然と仲良くなれた 知り合ってからはほとんど毎日行動を共にしていた
ああ この人達も幼馴染だったんだ
いつも同じ場所でずっとピアノを弾いていた
そんな時に現れたのがお前 ユンギだよ
ユンギは本当に才能があった 本当に凄いと思う でもその才能は俺達には目障りだったんだ
俺達は皆ピアノを毎日練習してもどうしても上手くいかなかった
でもお前は俺達みたいに何回も練習してる訳じゃないのに俺達よりも上手く弾けた
俺達はそれが嫌だったんだ
だからユンギを苦しめるために近づいた
自分達でも子供じみた理由だって分かってる
でもどうしても止められなかった
...そう言う事か 本当に子供じみてるな
っ そういう所も嫌いなんだよ
でもそれは俺も少し似てるかもしれない
は?
俺もお前達が羨ましかった
自分と趣味の合うやつが幼馴染で羨ましかったんだよ もちろん俺にはあなた達が居る でもピアノは一緒に出来なかった
一緒に居て楽しかったのは本音だけどピアノを一緒にしたかったのも本音だ
...
...
そんな俺の前に現れたのがお前達なんだよ
趣味も合って今まで出来なかったことが沢山できてあなた達とは違う楽しさがあった
だから俺はお前達が悪巧みしてる事に気づいてたけど言わなかった
... ☁何も知らなかった ユンギがそんな悩みを抱えていた事
...ごめん そんな事思ってくれてると思ってなかった
ごめん ユンギがどう思ってるかも考えずにユンギを妬むことしか考えてなかった
本当にごめんなさい 誰だって悩みはある事知ってたはずなのに 妬む気持ちで周りが見えなくなってた ごめんなさい
...ごめん 俺が最初に言い出したんだ
才能のあるお前が羨ましかった
頭のどこかではダメだってわかってたのに...
許さない
...うん
なんて言わねーよ お前達は俺にとって初めてのピアノ仲間なんだから それに俺もごめんな 今まで真剣にお前達に向き合ってこなかった
ユンギは悪くない!
ありがとう
あの 俺達がこんな事言うのもなんなんだけど本当の意味で仲間になれないかな?
ん
.*・゚(*º∀º*).゚・*. どっちだよ! ちゃんと言えー
ちっ いいよっつってんだよ///
ありがとう! ユンギ大好きー!
うわー やめろ おいあなたとめろよ
いやだー こういうのはそっとしとくのがいいのー
くそっ まあたまにはいいか( ´罒`*)✧"
最高の笑顔でユンギは言った
私は嬉しくて泣いてしまった
( ;ᯅ; )
えっ あなたちゃんどうした?
あなた大丈夫か?
いやっ 嬉しくてなんか涙が
なんでお前が泣いてんだよ 笑
よかった これでユンギを救えたんだ
まだこのループは終わらないけどやって良かった
そう思う1日だった
--------キリトリ線--------
作者です はい いつの間にか超大作になってました 笑 もう1回書くのは大変なのでユンギsideは無しで 笑 適当作者ですいません<(_ _)>
いいねして作者を応援しましょう!
この小説を読んだ方は、こちらの小説も読んでいます
- 恋愛
社 長 の 一 目 惚 れ 。(修正中)
🍃 : 2022 . 5 . 6 完結 ( 番外編 未定 )
favorite 23,323grade 5,684update 3日前 - 青春・学園
最強JK
韓国最強の勢力を誇る高校を鎮圧させる為に最強JKに依頼が入る。 校長「頼む!!彼らを止めてくれ!!」 you「何それ、めんどくさ」
favorite 69,182grade 6,011update 2024/04/12 - 恋愛
東京でキムテヒョンに一目惚れされる話【完】
2021.11.19ひとまず完結♡ 作者の気まぐれで今後は番外編更新予定 テヒョンmain🐻 僕が一目惚れしたのは可愛い可愛い日本人の女の子でした。 基本テヒョンから溺愛されるお話。 2021.08.25〜start…
favorite 112,123grade 6,190update 2024/04/15 - 恋愛
近距離恋愛
🐯『ガキが』
favorite 176,451grade 9,145update 2024/04/14 - 恋愛
私だってメンバーなんです。
SVT(BTS) _ main 【超〜長編】 私だって、メンバーなんです。 第1章 1〜66話 第2章 67〜176話 第3章 177〜311話 第4章 312〜379話 第5章 380〜425話 第6章 426〜437話 第7章 438〜529話 第8章 530〜568話 第9章 569〜605話 第10章 606〜673話 第11章 674〜709話 第12章 710〜770話 第13章 771〜816話
favorite 194,500grade 6,614update 2024/03/23
が好きなあなたにおすすめの小説
コンテスト受賞作品
もっと見るONE N’ ONLYオーディオドラマ原案コラボコンテスト
公式TikTokの注目動画
もっと見るチャレンジ小説
もっと見る- 青春・学園
私はマネージャー(仮)~男子バスケ部入部します!~
2017年全国中学校体育大会。そこでは1人の少女が注目を集めた。 弥永(みよう)中学校女子バスケットボール部3年、ポジション:パワーフォワード、羽屋 瑠偉奈(はや るいな)。彼女のプレーには目を見張るものがあった。誰もが高校での彼女の活躍を期待した。だが、彼女は2018年のインターハイに姿を現さなかった。 なぜなら────。 この小説はフィクションです。実在する大会などに関係はありません。 米印の単語の意味は、作者がバスケをしていたときの知識やインターネットから引用しています。間違っていたら指摘していただけると幸いです。 表紙:ノーコピーライトガール様
- 青春・学園
夏が終わる
夏休み終了直前、陽介と奈津は夏祭りに行った 楽しんでいると、突然目の前が真っ暗になり、気づくと日付が戻っていた ずっと夏休みにいられると喜ぶ陽介に対し、奈津の表情は暗く…………
- ファンタジー
クリスマスに家に来たのはサンタの息子
その日はクリスマスイブ。キロ・マグリーはサンタがいると自分を騙しているのだと、親に怒鳴った。それを聞いた父は、息子にこっそり自分の九歳のクリスマスイブのことを話した。知らなかったサンタの家系の秘密。おもしろくて、ちょっと心温まるとあるクリスマスのお話。番外編まで見逃せない!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。