恐る恐る目を開けると驚いた犯人
立ち尽くしているジン達と
私の目の前で心臓辺りを刺されているホソク
ホソク 私なんかを庇ったの?
ホソクは私なんかよりもみんなに求められてる
それに私の好きな人なんだ!死なれたら困るよ・・・
あれ? 今私何て言った? 私がホソクを好き?
でもそう思えば今までのあの分からない気持ちにも説明がつく
私はホソクの事が好きだったんだ・・・
なんで今気づくんだ
・・・この気持ちは封じ込めないと
ユンギの叫び声で我に返った
今は私なんかのくだらない気持ちより目の前のホソクを助けないと 私は少ない知識を絞り出した
そのうちにもホソクは赤く染まっていく
ホソクはどんどん赤くなっていく
それっきりホソクは起きなかった
そのまだ温かい肌に触れる
まだこんなに温かいのにもう起きる事は無いんだ
あの後救急救命士が来て無情に亡くなった事を伝えた
視界がぼやけていく 今度こそは終わらせるんだ
--------キリトリ線--------
#長さ戻った( ˙-˙ )
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!