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第14話

好きだったのに。。
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2018/02/07 07:49
次の日

花)「ちょっといい?話がある。

来た。
やっぱり来た。
多分、いや100%日向のことだ。
私達は屋上に行った。
恋のことは屋上と決まっている。

・・・私の好きだった人の作戦会議の時もそうだ。

花)「あのさ、赤井に告られた。」

成美)「よかったね!」
花)「・・・それでさ、」
成美)「いいよ」
花)「え?」
成美)「付き合って、花がしあわせなら私は嬉しい😊」
花)「成美ッ、ありがとう」
私達は抱き合った。

花)「下行こっか。」

成美「先行ってて。後から行く。」
花「わかった」





















私は泣きたくもないのに泣いた。
感情って素直だと思う。
さよなら、好きだった人。
しあわせになってね。

その時ふと、ある人の顔が浮かんだ。
大島先輩だ。
日向じゃない。
先輩。

階段を下りた。まだ少し涙が…
その時、大島先輩に会った。


成美)「大島先輩…私…先輩と付き合います!」
大島先輩にそういうと抱きついて来た。








大島)「成美ちゃんに、成美に涙をこぼさせないから。」















やっぱり日向には少し未練があった。




でも、君がしあわせなら、
私も頑張れる。










私を好きになってくれた人にはそんな思いさせたくないしね。











































〜1年後〜

大島)「あ!成美来た!」
日向)「遅いぞ、3分遅刻!」
花)「まーまーいいじゃないw」
成美)「ごめん、道迷ってたw」
日向)「今日は直斗(⇦大島先輩)だけじゃねぇんだから。」
大島)「呼び捨てしないで💢一応先輩だったんだから。」
日向)「スミマセン(^^;;」
花・成美)「もう!二人とも!ダブルデートなんだから、喧嘩しないで💢」

私達はすっかり仲良くなった。
最初は先輩が日向に喧嘩売ったりしてたけど…。
けれどダブルデートする仲になったほどだもん!
日向はずっと変わらない仲でいてくれた…。



好きだったのにっていう少し不思議な気持ちもある。
けれど大島先輩も優しい。
花とはもっと仲良くなったかも。









今でも何かあったら屋上で作戦会議。











それはきっとずっと変わらない鉄則。
























明日もきっと…


























〜fin〜

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