第4話

2月15日 るぅと
257
2021/08/14 06:14
君が帰ってきたのは深夜の3時だった


こんな時間に1人で帰るなんてしないはず、


きっと不倫相手が心配して送ってきたのだろう
パチッと明るい電気がついて


僕はソファで寝ているフリをしながら


あなたが何をしているのか見る


そして君は机に何か置いてお風呂場に向かって行った
何なのか見ようとしたが、

眠気に抗えず眠ってしまった。
...鳥の鳴き声で目覚める


何て言うことは無くソファから落ちて起きた


朝起きたら10時になっていた


良かった。レコーディングまであと3時間ある


肩の緊迫状態を解いてから


僕は昨日のことを思い出し机に向かう
るぅと
箱...?
そこには可愛らしい黄色のリボンで縛ったチョコレート色の袋が机に置いてあった


箱の近くには【るぅとさんへ】と書いた紙があり


嫌いな人でも送るのは人の良さが出ているなと思った。
るぅと
マシュマロ...

まあなんとなく予想はついていた


そうじゃなきゃ僕に渡すことなんてしない
るぅと
チョコレート?
食べてみるとチョコが中に入っていた


何故かは分からない


だけど1つ分かるとすれば
るぅと
もう仕事行っちゃったんだ...
いつも通り1人で過ごすだけ、

プリ小説オーディオドラマ