…本当にこのままでいいの?
このまま言いなりになって、一生この監獄で暮らすの?
ずっと、怖くて蓋をしていた本音が
ぶわっと溢れ出した。
▶︎行かない
少し、鋭い目で黒尾さんを見て
掴まれていた手を振り解いた。
ぴりぴりとした空気が流れる。
黒尾さんの話を遮って叫んだ。
黒尾さんは、驚愕している様子だ。
そりゃそうだ、だって私は
黒尾さんの言う事はずっとずっと聞いて、
言いなりになってきたんだもん。
でももうこれ以上、黒尾さんの歪んだ愛を受け止めきれない。
そんな、
驚愕する黒尾さんを置いて私は
2ヶ月ぶりの外へ出た。
黒尾さんの家から出て、
何十分も走り続けた。
黒尾さんは、何故か追いかけてくる気配はない。
確か、この辺りは
夜久さんとリエーフの家があったはず…。
2人は、私が急に家に押し寄せても
保護してくれるかな。
アンケート
どっちの家に行く?
夜久衛輔
91%
灰羽リエーフ
9%
投票数: 32票












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。