＠秘密基地
銭湯から帰ってきてもずっと動画を見ている竜二。その隙に私たちは竜二のTシャツを三平さんに着せてみた。
竜二がジタバタと暴れているけど、この前程の怒りはないみたいでただその場でバタバタとしていた。
ーガチャガチャ（ドアを開けようとする音）
Thunder eatsの人が秘密基地に入ってきて、みんなで頭に？を浮かべていると、奥の部屋から和彦が声をあげた。
この暑さで身体がバテていた私達は、お言葉に甘えてアイスを分けてもらった。
文句は言ってるけど、和彦にもらったアイスをみんな食べながら話してる。
私は和彦と一緒にアイスを食べながら、奥の部屋で和彦が書いた漫画を見ていた。
本を読みながらアイスを食べていた明彦の肩を大きく揺さぶった。
笑いながら明彦を弄っていた。
コミュニケーションのひとつというか、なんというか。
割とクラスの男子とも仲良いからこれは私の普通だった。
そんな会話してたなんて知らずに、私は明彦の実験道具を触っては怒られて･･･なんてしながら、明彦と遊んでた。
私たちが必死で隠すのに、三平さんはさらりと本当のことを言ってのけた。
そう言って戦争に出るまでの話を語り出した三平さん。
明彦は全然信じてないみたいだったけど、和彦は三平さんの話を興味深く聞いていた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました！