You Side
みんな一通りメイクが終わって
あと私たちがすることと言ったら
メンバーが舞台から戻って来たら
汗を拭いたり、飲み物や次の衣装を渡したりする
これもスタイリストのお仕事の1つ。
っと思ってたんだけど…
ステージ上がるまでまだ時間は5分あるよね。
よし!急げあなた!!
これを次はソクジンさんのところに持っていかないとね!
ごめん今ので少しイラッときた。
そんなの??
いやいやこれが私たちの仕事だから。
仕事舐めてるの??
好きでこの仕事やってる私からすればその言葉は
とてもやる気がないように聞こえる。
いやごめんなさい。
私、新人だからなにも言えないよね。
でもソクジンさんがわざとやった事でもないのに
怒るのもおかしいと私は思った。
うん。ただそれだけ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。