🚪ガチャっ、、、
しばらくしてジミンが3回目を叫ぼうとした時玄関のドアが開き、とんでもなく不機嫌そうな声が。
そう言ってまだ頭をガシガシかいていた彼の覚め切っていない目が私を捉えた。
何この人、
ちょー怖いんだけど
ジミンのせいで?不機嫌さがましたのかもしれないけどなにあの眼光、
怖い怖い怖い。
目合わせたら死ぬ。
もう、しっかりしてくださいよ~ヒョン~
って笑顔で言ってるけどさ、
じみん?
まずは裸足のまま出てきてなおも私を舐めまわすように見てるこの人をどうにかして欲しい、、、
部屋の中はどこか洋館のように綺麗でひろーい廊下は木でできてるから温もりがあって、
クーラーが玄関まできいててさっき外でかいた汗と、さっきの冷や汗はみるみるうちにかわいていった。
そいつって
顎で指さなくてもいいじゃん。
なんか、あの人は苦手だな。
次男坊はクールで無愛想とでも頭にメモしておこう。
ジミンは私の前にぱちぱち弾けるコーラを持ってきた
髪の毛もなんか茶色かったしピアスついてたしいかにも大学生って感じの人だったな
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!