それから部屋割りを決めたりこの家の構造をおしえてもらったりしてたらもう19時をまわっていた
いいですいいです。なんて言ってたら
ソクジンさんは私に顔を近づけて
あ。そっか。自転車、、、
大丈夫ですっ!母にお願いします!
なんて言えば
ソクジンさんは満足したように私の手を引いて車のあるガレージまでつれていき、ワンボックスカーの助手席に乗せてくれた
エンジンをかけたソクジンさんはふわりと笑った
この近さでその笑顔はダメです、、、
辞めてください
多分私の顔は今、真っ赤だと思う。
それに、手を当てなくてもわかるくらい心臓が、バクバクしてる
わざわざ全員見送りに来てくれたみたい。
テヒョンさんとホソクさんはぴょんぴょんしながらなんか言ってるけどあまり聞こえない
ジミンはそんな2人(主にテヒョンさん)を冷たい目で見てる
見てて1番落ち着くナムジュンさんの笑顔の横でジョングクさんが小さく手を振ってくれていた
ユンギさんは1番遠くにいてだらーんとしていて、でも少し目が合うと心做しにか笑ってくれた。
ユンギさんって笑うとあんなに可愛いんだ
そうして、この騒がしいけどどこか暖かい家を後にした
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。