第12話

任務
1,091
2020/10/06 12:33
(なまえ)の鶯
あなたの鶯
あなた!!あなた!!
任務の時間だよ~ここから南南東に進んでね!!
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
分かってるわ
けどお面が見つからない…
(なまえ)の鶯
あなたの鶯
お面なんて必要なの?
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
もしも相手が上弦だったら身元がバレたら大変でしょ!?
(なまえ)の鶯
あなたの鶯
そんなに…
目の前のでっぱりにかけてあったお面を見て少しホッとした。
早速取り自分の顔につけた。

しっくりしていて馴染みがある。
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
よし行きましょうか。
暫くして南南東に進むと__
目の前には立ち塞がったのはとても高い山だった。
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
とても高い…ですね。
これは救護用の物を持ってくれば良かったですね。
(なまえ)の鶯
あなたの鶯
まぁ援護ね。
柱二名が修羅場になっているらしくて,鬼も困ってるみたい。
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
修羅場ってなんですか?
(なまえ)の鶯
あなたの鶯
隊員同士の喧嘩
隊員同士の喧嘩ならまだマシな方だ。
殴ったり蹴ったりしてしまったらご法度に触れてしまう為、酷い時には強制的に辞めさせられる事になる。
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
それで柱の喧嘩って…どういう事?
(なまえ)の鶯
あなたの鶯
水柱様と風柱様よ
噂では犬猿の仲らしいわ。
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
えぇと…確か冨岡さんと不死川さんだったわよね?
とりあえずそこまで案内して貰えるかしら?
(なまえ)の鶯
あなたの鶯
分かったわ
凛に案内され着いた場所はまさしく修羅場だった。
一人は刀を構えているし、一人は素手で今にも行くぞと言う感じだった。
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
正しくこれは,ただの修羅場ですね。
ここから去ろうと思ったが,物音をたててしまったせいでバレてしまった。
不死川実弥
誰だァ?
冨岡義勇
不死川…よそ見か?
不死川実弥
違ぇんだァ…冨岡ァ。
そこら辺の草が少しガサガサってなったんだよォ!!
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
身を隠すつもりはありません。
それよりも何故貴方達は‴柱ながら‴ご法度触れるような事をしているんですか?
冨岡義勇
ビクッ…俺はそんな事はしない。
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
いや嘘は良くありません。
不死川実弥
てめェには関係ねェだろォ?
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
関係ないと言われても…私だって頼まれてここに来ているんですから。
貴方達の自分勝手な行動のせいで,鬼が逃げてしまったらどうするんですか?
それてまた次の夜までに犠牲者が沢山増えるんですよ?
二人は自分達がやっていた事に気が付いたのか,少し ハッ とした様子だった。
不死川実弥
俺ら今まで何してたんだァ?
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
無意識にやっていたと言う事ですか?
不死川実弥
分かんねぇんだァ
冨岡義勇
そうだな…体が勝手に動いた事は俺にも分かった。
不死川実弥
冨岡ァ…どういう事だァ?
冨岡義勇
俺が思ってもいない事を,口が勝手に動いて言ってしまったようだ。
俺は決して不死川の事を「お萩大好き」とは思ってないからな?
不死川実弥
説得力がねぇなァ
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
とりあえずお二人は無意識に口喧嘩をしていたと言う事になるんですね?
それは戦っていた鬼の血気術のようですね,少し厄介です。
人間を操る鬼
うヒヒヒヒッッ…
そこの馬鹿達にはバレねぇとは思っていたが,そこの賢い女にはバレたなぁ!!
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
よく考えてみれば分かる筈です。
貴方もここまでバレなかったのが幸いな事だと思って下さいね?
人間を操る鬼
ヒヒヒッッ
この俺様がそんな事は思わねぇよ!!
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
少し吐き気がするので,その口を黙らせましょうか。
人間を操る鬼
てめぇにそんな事できねぇよ!!
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
私には不可能はありません。

夜の呼吸
    弐ノ型 漆黒闇
私は呼吸法を放ち鬼へと斬りかかった。

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