中に入った途端
再度に二つで結んでいる女の子がいた。
厳しそうな顔をしているがとても可愛らしい女の子だった。
女の子は【神崎アオイ】と名乗った。
綺麗な丁寧な言葉で話しており見た目も厳しい上、物事をこなすのが早いようだ。
それも話し方にキレがあり呼吸を使うなら物凄いキレがありそうだ。
少し照れたように感じた。
頬を少しだけ赤らめていたからだ。
周りにはポカンと口を開けた癸の剣士が私の方を見ていた。
その中には炭治郎さん達が混じっており私の存在に気づいたようだった。
善逸は途端に鼻血が飛び出た。
私には幸いかからなかったがアオイさんは物凄く怒っていた。
顔色を変え小刻みにプルプルと震えていた。
焦る善逸。
彼女の名を呼んでも彼女は止まらない。
その後数十分間の間アオイからの説教する声が辺りに響き渡っていた。
善逸は怯えていた。
それはそうだ…あんまりにも怒られてしまったら私も落ち込んでしまう。
その後数時間程
訓練のお手伝いをさせて貰った。
訓練場から出た時にはもう日はくれていた。
今日はお手伝いのお詫びに夜食をもてなしてくれると言う事なので今夜はお言葉に甘えて夜食を食べて行く事にした。
アオイは呆れたように溜め息をついた。
私は夜食を済ました後
蝶屋敷を後にした。
その時炭治郎達に呼び止められた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。