第31話

勝敗が決まる時
746
2020/11/13 11:59
堕姫
月…なんてどうでも良いのよ。
私はねあんたの素顔が見たくて見たくて堪らないの。
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
はぁ…月の魅力には敵いませんね。
堕姫
何を言っているの?
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
私は月に関する姫で有名な【かぐや姫】の授け名を持っています。
ですが私は名前負けをしているのでそれ程期待しない方がよろしいかと宜しいかと…
堕姫
そんなの見てみないと分からないじゃない。
宇髄天元
ダッダッダッ
突然に腕が斬り落とされた。
相手の鬼は「ギャァァァ」と悲鳴を上げながらその場に座り込んだ。
宇髄天元
すまねぇな…月詠。
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
構いませんよ?
怪我一つしていませんし、今まで多数の話しかしていませんから。
宇髄天元
派手に良かったぜぇ…
ったく我妻は逃げ足が速いくせに、言うのが遅せぇから遅れたぜぇ…
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
仕方ないですよ。
善逸くんも目の前に上弦がいながら唖然としている事しか出来ていませんでしたから。
私が言った事の重大さを持っていましたからね。
宇髄天元
そらぁ、仕方ないわ。
とっとと終わらすぞ…
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
ですね。
堕姫
あんた達…いい加減にしなさいよ?
私が本気を出したらあんた達なんか滅多刺しなんだから!!
うわぁぁぁッ…お兄ちゃぁぁん!!
宇髄天元
あ?
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
何ですかね。
辺りが騒がしいですね…
妓夫太郎
いい加減自分でくっつけろよなぁ?
堕姫
う、うん…グス
妓夫太郎
お前ら俺の妹を傷つけたなぁ?
妬ましいなぁ妬ましいなぁ、どっちも美貌だし死んでくれねぇか?
堕姫
お兄ちゃん!!
そっちの女はお面を外してくれないのよ?
あたしはただ単に見たいだけなのに!!
妓夫太郎
それは可哀想だ…なぁ堕姫。
堕姫
えぇ!!
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
貴方達…見た目的に二人で一つですね。
面倒臭い鬼が出てきましたよ。
堕姫
面倒臭いって…あんたねぇ!!
妓夫太郎
女の方は結構な毒舌かぁ?
背後から鎌のような物が近づいてきた。
私は瞬発に避けたがわざとお面に当てたのかお面が真っ二つに割れてしまった。
妓夫太郎
ッッ…!?
堕姫
えっ?
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
はぁ…またですか。
宇髄天元
月詠…か?
妓夫太郎
そっちの男だけ殺すわ。
堕姫
え、お兄ちゃん?
妓夫太郎
あの顔を見ればあの御方も欲しがるだろぉ?
堕姫そっちの男だけ殺すぞぉ
堕姫
え、えぇ…女は眠っときな?
あたし達の邪魔をしたら殺すから…
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
ッッ…!?
私は何かに押さえられた。
当然力では全く勝てない程の力で押し潰されてしまいそうな程だ。

それにその反響で刀が届かない場所まで飛んで行っており一人では何も出来なかった。
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
刀ッ…だけでも!!
嘴平伊之助
猪突猛進!!猪突猛進!!
遠くの方から聞き慣れた声が聞こえてきた。
大声で叫ぼうと思ったが日の出が見えてきて、私は唖然とした。
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
もうッ…間に合わない。
私はその場で意識が途絶えた。
そこから激しく動かされたが、助かったのか助かっていないのか全く分からなかった。

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