第22話

花魁姿
877
2020/10/28 11:54
煉獄杏寿郎
今回の女性は月詠少女のみだから、月詠少女が花魁になろうではないか!!
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
花魁ですか…それはやはり、このお面は外さなければなりませんよね…?
煉獄杏寿郎
うむッ!!
そうだな!!
そんなお面をつけていれば、目立つ事も目立つだろう!!
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
分かりました。
少し軽めに化粧してきますので少しお待ち頂ければ…
私は自分の屋敷へと帰り、軽めな化粧をした。
私が珍しく化粧をしていた為、兄は驚いた顔をしていた。
月詠 瑞稀
月詠 瑞稀
珍しいな…あなたが化粧するなんて。
何か任務にでも行くのかよ?
月詠 (なまえ)
月詠 あなた
花魁の仕事を任されたので…
まぁこれは全て作戦ですが。
月詠 瑞稀
月詠 瑞稀
はっ…花魁になるの?
えっ…見たいんだけど?
私は一応とっておいた花魁用の着物を押し入れから出した。
ホコリだらけだったが、まだ綺麗な為洗濯しないでも着れるだろう。
月詠(なまえ)
月詠あなた
ふぅ…とりあえずこれで良いですかね?
月詠 瑞稀
月詠 瑞稀
綺麗…だな。
月詠(なまえ)
月詠あなた
有難う御座います。
私は多分長期任務になるかと思いますので、晩御飯などは自分ではやって下さい。
月詠 瑞稀
月詠 瑞稀
はい。
兄は私の姿を見た瞬間顔を赤らめた。
それ程綺麗という訳でもないが、兄にとっては綺麗に見えたらしい。
私は外で待たせていた四人の元へと急いだ。
月詠(なまえ)
月詠あなた
すみません…遅れました。
煉獄杏寿郎
なぬッ!?
竈門炭治郎
あなたさん綺麗です!!
我妻善逸
記念に写真撮っていい?
嘴平伊之助
お…おぉ強いぜぇ。
月詠(なまえ)
月詠あなた
炭治郎さん、有難う御座います。
善逸さん構いませんが、それは私だけですか?
我妻善逸
うん、あなたちゃんそこに立って
月詠(なまえ)
月詠あなた
あ、はい。
私は善逸さんに指示された所に立った。
善逸さんは『パシャッパシャッ』と沢山の写真を撮っていた。
煉獄杏寿郎
んんッ…月詠少女。
流石華麗なる美貌の持ち主とは聞いていたがな…柱として、そんな姿でやられるとは不甲斐ない。
月詠(なまえ)
月詠あなた
何を仰っているのですか?
そろそろ行きませんか?
私の鎹鶯が案内してくれます。
煉獄杏寿郎
すまない。
竈門炭治郎
はいッ…行きましょう!!と言いたい所なのですが、禰豆子を蝶屋敷に預けたままで…
煉獄杏寿郎
とりに言っても良いぞ!!
竈門炭治郎
有難う御座います!!
炭治郎さんは走って蝶屋敷へと向かった。
数分後馴染みのある木箱を背負って来た炭治郎さんは妹の禰豆子さんをとても大切にしているのだなと思った。
(なまえ)の鶯
あなたの鶯
皆様…お揃いでしょうか?
此方なので、私に着いてきて下さいませ。
凛は普段よりも丁寧な言葉遣いで話していた。
目の前には私以外の柱がいるからだろう。
炭治郎さん達だけだったら、多分敬語を崩して親しみのある話し方をしていただろう。

凛に案内された着いた頃にはもう辺りは暗くいかにも鬼が出そうだった。
やはり、気配だけでは鬼の身元は探れずこれは厳しい状況だと思った。
月詠(なまえ)
月詠あなた
とりあえずここら辺にある、宿に泊まらせて頂きましょうか。
また明日に調査を始めましょう。
煉獄杏寿郎
そうだなッ!!
凛殿、宿まで案内して貰えぬか?
(なまえ)の鶯
あなたの鶯
畏まりました。
凛は私達を宿まで案内してくれた。
やはり凛は賢い鳥だなと私は改めて思った。

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