浮所「かぐちゃん!」
『ん?』
浮所「もうすぐ受験で、今追い込みやってるんですけど…どうしてもわからない問題が何個かあって…教えて欲しいんですけど…」
『いいよ?後で楽屋おいで?』
浮所「ほんとですか!?ありがとうございます!」
いやぁー
かわいいね我が弟←
楽屋にて
浮所「えーっと、ってことはここは…?」
飛貴の右隣に座って
家庭教師ならぬ楽屋教師
『どうしたら繋がると思う?』
浮所「んーと…」
『こういう時は逆から考えるの。どうなってたらこの長さが求まる?』
浮所「この長さがわかったら余弦定理使えば求まりますよね」
『そうそう。だからその長さを求めるには?』
浮所「あ、ここでトレミーを使えば!」
『そうそうそう』
浮所「ありがとうございます!」
『いえいえ』
この時の私は
紫耀と廉からの恐ろしい視線に気がつかなかった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。