プリ小説

第13話

裏の顔
あなた

美晴くん?どうしたの?
用事?部活遅れちゃうよ?

美晴くんはずっと黙ったまま。

なんだかいつもと雰囲気も違うし…

ただ私の手をひいて はや歩きをしている。

私なんか悪いことしちゃったのかな?
あなた

ねぇ!美晴くん!
美晴くんってば!

全然聞く耳を持ってくれない

だんだん歩くスピードも早くなり、

私の手首を掴む力も強くなっていく。
あなた

美晴くん痛いよっ
ねぇ聞いてる?

美晴
っ…!!
人気のないところにつくと

美晴くんは私を壁に押しつけた

「ダンッ!!」と大きな音がした。
あなた

痛ッ!…美晴く…

美晴くんの方を見ると

いつもの美晴くんの笑顔がない。

優しい目じゃない…

こんな美晴くんの目を私はみたことない…
美晴
ねぇあなた。さっきさ
入谷となに話してたの?
なんて冷たい声。

何年も彼のことを見てきたのに知らない。

私の知っている美晴くんじゃない…
あなた

なにって…

さっき話してたことを言おうとした。

でも一瞬言葉に詰まった。

だってもう一度「好きだ」って言われたように

思ってしまったから。

すると美晴くんは口を開いた
美晴
なんであんなに仲良く
しゃべってたの?
あなた

なんでって…

すると壁に押しつけていた

私の手を掴む力が強くなる。
あなた

痛ッ!

だんだん美晴くんの声が怖くなっていく

私の手首がジンジンする。

でも美晴くんは私の手を離してくれる

気配が一向にない。
美晴
あなたは俺だけのものだよ?
そういって美晴くんは私の手を離してくれた。

私は何故かわからないけれど涙が流れていた。

怖かったのか、驚いたのか、安心してなのかは

わからなかった。でも美晴くんは

その涙を見てハッとした表情を見せた。
美晴
ごめん!こんなことするつもりは…
そういうと彼は私の手をとり優しく撫でてくれた。
美晴
ごめんね…あざが出来てる…
私の手首には美晴くんに掴まれたあざができてた。

美晴くんの顔はすごく悲しそうだった

後悔のような…とても悲しい顔。
あなた

だ、大丈夫!
こんなのすぐ消えるよ!

美晴くんは何回も何回も「ごめんね」って

謝ってくれた。
あなた

ほら!部活遅れちゃうよ?
キャプテンが遅れてどうするの!
早く行って!

これ以上美晴くんの悲しい顔が見たくない

そう思って私は明るく振る舞った
美晴
うん…部活終わったら
LINEしていいかな?
あなた

全然いいよ!

美晴
ありがとう
美晴くんは少し笑顔になり部活へ向かっていった。

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美 涼. / 🐥
美 涼. / 🐥
Ryosuke is an irreplaceable person for me. 元いちごGirlです。