第70話

アルバム
866
2018/11/20 14:33
私たちはあのあと二人私の家に向かった。
あなた

私の部屋で待ってて?

美晴
うん。わかった。
私はリビングに飲み物を取りに降りる。

私は紅茶をいれると自分の部屋に戻った。

ドアを開けると美晴くんはアルバムを見ていた。
あなた

はい。美晴くん紅茶飲める?

美晴
うん。ありがとう。
私は机に紅茶を置くと美晴くんの隣に座る。

なんのアルバムだろうと見ると

小学生のときのアルバムだった。
あなた

わ…なつかしい…

美晴
まだ俺たちが出会ってないときだね。
あなた

これ…1年生だもんね…

思い出を写真を見ながらたくさん話した。

私たちが出会うまでのお互いの話。

出会ってからの話。
あなた

…でもすごいね。
小中高と学校が一緒なんだもん。

美晴
そうだね。
美晴くんはニコッと笑って

私にチュッと軽いキスをする。
あなた

急にはダメだって言ってるのに…

“あはは”と彼は笑う。

私はそんな彼の笑顔に私は癒された。

ふと時計を見て立ち上がった。
あなた

あ、もうすぐ しゅうも
帰ってくるしご飯作るね。

美晴
俺も手伝うよ。
あなた

え、でも…

美晴くんは私の頭をポンポンと撫でる。
美晴
手伝わせて?
あなた

う、うん…

その笑顔は反則だよ…

結局私は美晴くんにも

手伝ってもらうことにした。
美晴
今日なに作るの?
あなた

今日はロールキャベツを
作ろうかな~

彼は“うまそう”っていって笑う。

その一瞬一瞬が幸せで私はその時間が

少しでも長く続いてほしいと思った。

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