プリ小説

第56話

彼氏と弟
ふたりでいろいろ話をしていると

気づけば自分の家に着いた。
あなた

あ、着いたね。

美晴
本当だ。
私は鞄から鍵を取り出そうとする。が、

片手は美晴くんと手を繋いでいるので

取り出せないことに気づく。
あなた

ごめん、鍵を鞄から出したいから
一回だけ離していい?

美晴
あ、気づかなくてごめんっ!
美晴くんは自分のポケットから手をだして、

パッと手を離してくれた。

暖かかった手は一気に寒さで冷えて、

少し寂しく感じた。

(ってなに考えてるの私!自分から言ったのに!!)

心の中でツッコミながら、玄関を開けた。
あなた

美晴くんどうぞ入って?

美晴
お邪魔します。
玄関には秀介の靴があった。

なんでだろう。いつもはもっと遅いはず…

私が悩んでいるとリビングから秀介が出てきた。
秀介
おかえり姉貴。
あなた

ただいま。
しゅう今日部活は?

秀介
早めに終わらせて帰ってきた。
そう言いながら秀介は美晴くんを見る。

あ、紹介しないと。
あなた

美晴くん。私の弟の秀介。

秀介はペコッと頭を下げる。
あなた

そして秀介。
こちら私の彼氏の美晴くん。

美晴
美晴です。
よろしくね。秀介くん。
秀介
あ、はい。
姉貴がいつもお世話になっています。
あなた

しゅうにお世話になってますって
言われるの何故か変な感じ(笑)

私が笑いながら言うと

秀介はあきれた顔でこちらを見る。
秀介
どーせ姉貴は迷惑しか
かけてねぇんだろ?
あなた

ちょっ、迷惑なんかかけて…たね。
ごめんね。美晴くん。

美晴
ううん。そんなことないよ。
やっぱりこう言ってくれる。

美晴くんのそういうところ好きだなぁ…

ふたりがほんわかムードに入ってると

秀介がそれを消すかのように話を始める。
秀介
おい、こら。俺がいること忘れんな。
あなた

ごめん。(笑)

秀介
…ったく、それよりも姉貴
部屋行っててくれない?
美晴さんとふたりで話したいから。
あなた

いいけど…

私はチラッと美晴くんの顔を見た。

美晴くんはニコッと笑う。
美晴
俺ならいいよ。
あなた

わかった。

私は秀介に近寄って小声で話しかける。
あなた

失礼なこと言わないでしょうね?

秀介
大丈夫。少し話すだけだから。
終わったらすぐ呼びに行く。
あなた

……うん。わかった。
じゃあ後で。

私は2階に上がり、自分の部屋に入った。

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美 涼. / 🐥
美 涼. / 🐥
Ryosuke is an irreplaceable person for me. 元いちごGirlです。