突然の雨。
災厄な事にロカとかやはまだ帰ってきてはないないし
傘なんて持って行っていない。
探しに行こうとした時は
もうドアが閉まっていた。
でも、幸いな事に
ロカは携帯を持って行っていて、
連絡が来た。
『間に合いそうにないので、
先に行っててください。あとで追いつきます』
メールが送られて来た時はすごく安心したし
心配もそれほどしなくなった。
でも…不安は大きかった。
ロカとかやは今のところ不仲。
…というかロカが一方的に避けてる感じ。
『そんな言い方ないでしょ?』とマトリが
おもわず立って言いかけた時、
列車は次の駅に向かって進み出した。
マトリはよろめいたけど、なんとか座り
沈黙が続いてそのまま。
みんな心配なんだろうな…
突然の雨は冷え切ったままだった。
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どうも作者です。
一体寿命もこれで90話!
いやぁ…最近ペース乱れすぎてて…
でも。これも皆様のおかげです!
ありがとうございます。
あ。あと、前回のカリネの30分前行動は
『いくらなんでも早すぎる』との
ご意見をいただきましたが
実はあれ…カリネが時計を読み間違えてるだけです
カリネはほとんどのことを何事もなく
こなす子なのですが、
時計が読めないという弱点が…()
という作者のしょうもない話でした。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。