旅行は日本国内といえど
少し遠めのところに行くので
昨日からみんなは私達の家に泊まっていた
ぬかりない奴め…心の中で姉を恨む
…なぜあの子ともう一度会うのが嫌なのか
自分でも良くわかってない
けれどこれでもう言い訳はできない
落ち込んでいる…?
かやが?
あんなに楽しそうだったのに?
きょとんとする私を見てお姉ちゃんは
大きな…少し失礼なぐらい大きなため息をした後
頭を打たれたかのような大きな衝撃と
なにを言ってるんだという疑問が私に襲いかかる
《好きにきまっている》
そんな言葉さえも今は素直に言えない
動揺が隠せなかった。
こんな自分になってしまった。
好きな人もよくわからなくなってしまった
ふと、分身を勧めてくる理由が気になって
何か悪いことがあるのではと思った
《研究所》、、、?
…えぐい事するなぁ…
一応私の家でもあるのに、、、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。