第9話

俺が頂点だ((お久しぶりです
1,302
2020/12/19 06:41
📞はいもしもし
ボス
📞今日
📞分かりました今から伺います



この男はなぜ殺し屋をやっていても公にならず、警察にも目をつけられていないのだろう

ずっと疑問だったけど未だにわからない

いつか自分は逮捕されるんだと思っていたけどそんな気配は一切ないし

僕が初めてあの人と会ったのは家だった

突然夕食を食べている時に部屋に知らない人が入ってきて両親が死んだ。

知らない人…拳銃を持った

「僕、すまないね」

発砲したあとその人が言った。きっと両親のことを言っているのだろうと思ったことだけは朦朧とする意識の中覚えている

急に目の前で両親が死んだ。もちろん僕は泣きわめいてあの人を睨んでいたはず

なのに

「君も今日からこいつを使え」

ドスッと鈍い音を立てて床に落ちた拳銃

偽物じゃなくて本物

途端に意識が急に鮮明になって、怖くて逃げようと思った時

「名前は」

背中の後ろで低い声がした









「慎…です」














もう後戻りはできなかった












翔平
…さん
翔平
壱馬さん!
おーかみ君
え?あぁごめん
翔平
何ぼけっとしてるんですか
翔平
最近多いですよ
おーかみ君
大丈夫…大したことないから
翔平
本当ですか?
翔平
なんかあったら言ってくださいね
おーかみ君
おう
翔平
あ、この前の話知ってます?
おーかみ君
この前の話?
翔平
1人サツに捕まったって
おーかみ君
え?
翔平
本当らしいんですよ
翔平
遂にここまで来ましたかって感じです。僕達も早々に手を引くべきですかね
おーかみ君
翔平
まぁ引いても仕事ないですけど




捕まった?

嘘だろ







おーかみ君
なんで捕まったの
翔平
自首ですって
翔平
全く勘弁して欲しいですよ。こっちまで捕まったらヤバいじゃないですか
おーかみ君
…自首
翔平
今まで完璧だったのに…ボスも選ぶ人材間違えましたよね
翔平
じゃあ私はここで壱馬さんまた
おーかみ君
あ、おうじゃあな…





翔平と別れたあと急に怖なった。

1人でいることが。今警察が来たら俺は捕まるんやろか

駅の近くの交番を避けて家に帰った

早歩きやった足は何時しか小走りになって、家に入った途端全ての鍵を閉めていた

手が震えていた

せやけど思ったんだ

俺は何を怖がっとるんかって

捕まることやない気がする

そんなんとうに覚悟しとったことやし

じゃあ…

わからへんことを考えとったら、頭が痛なってきよった

自然と手が酒に伸びる

今日はあそこに行くか

ふらふらと立ち上がってまた外に出た










夜までまだ時間がある

















警察
それで何人殺したんだ
…5人です
警察
動機は
…ありません
誰でもよかったんです
なかなか大変でしたよ。単独犯ってもんは。だから今は安心してます
警察
死体は何処に
知り合いの医者に死亡届を書いてもらったのでそのまま火葬場へ
警察
その知り合いの医者は誰だ
流石に言えませんそれは
警察
…ふざけんな
探してもいいですよ
難しいとは思いますが
警察
チッ










ボス。






すいません


俺はもうこんな惨いことは出来ないです


















1人が出頭した。






これを機にまた逃げる奴が出てくるかもしれない







俺は…何も間違ってない








俺が












ボス
殺し屋の頂点だ



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皆様ご無沙汰しております。カルピスです
Twitterからログイン出来たので息抜きに1話、投稿します
久しぶりすぎて語彙力皆無…申し訳ないですw
でもやっぱり書くの楽しいですね( ˙꒳˙ )
しかもフォロワーさんが80名様になっていて驚きました!ありがとうございます

また暫く更新できませんが絶対に帰ってくるのでその時はよろしくお願いします_(._.)_ 

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