こんなん言い訳。
ほんまは…なんやろう。
怖かった?
ちゃう。
ムカついた?
いや、それもちゃう。
ただなんとなく。うん
怖かった
意味は…分かっとる。
せやけどここで無言なのもおかしいと思って突っ込んで聞いた。
自分が苦しむの分かってて
あなたは泣いとった。
目に涙を浮かべた。
お父さんに死んで欲しくなかったと言うた。
俺は…
お父さんを殺した。
これでええと思っとったのに
これじゃダメだった
俺がお父さんを殺した殺し屋だって分かったらあなたはなんて言う?
手を広げた俺の胸であきほが泣いてる
埋めた顔を優しく持ち上げて軽くキスをした
ほんでゆっくりとあきほを離した
もうこれ以上彼女を傷つけたらあかん
こんな最低なやつが触れてええ相手ちゃう
だから…
従うしかない
だって俺が彼女を傷つけてるんやから
俺が忘れさせてあげないといけない
もう一度そっとキスをしたあとそのままベットに倒した
外が明るい
朝…また迎えてしまった
横にはもういなかったおーかみくん
シャワーの音が部屋に響いていた
真っ黒のバスルームに身を包んだおーかみくんはやっぱりかっこよくて
時々見える腹筋や鎖骨。
濡れた髪。
全てがかっこよかった
私はこの人を好きになってしまったんだって思い知らされているよう
昨日の酔いは流石に覚めてるし今になって昨晩の恥ずかしさが込み上げる
✄──キ リ ト リ ──✄✄-------------------‐✄
時雨。です
テスト期間終わりました!
大変長らく低浮上すみませんでした🙏
これからはまたちゃんと書きますw
またテスト近くなったら一瞬いなくなると思いますがその時はよろしくお願いします
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!