第20話

~善逸の場合〜episode9
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2020/04/06 09:41
ーあなたsideー
(なまえ)
あなた
うぅ、昨日は色々あって疲れたなぁ……。
とベットから私は体を起こす。

学校の準備をして急いで支度を済ませる。

時間はそこまで気にしなくてもいい時間だけど、昨日のことを考えると目が冴えてしまったのだ。
姉
あらー。あなたー?なんでそんな急いでるの〜?まだ時間あるじゃない〜。
(なまえ)
あなた
精神面の問題!
姉
あら?何かあったの?私聞くわよ〜!
と相変わらずシスコンの姉が言ってるけど知ったこっちゃないよ!

まだ朝早く、誰もいない通学路を歩いていたら、なんと善逸君とばったり遭遇してしまった。

あ、そういえば今日風紀委員の仕事で服装チェックするって言ってた……!
(なまえ)
あなた
あっ、善逸君……。
善逸
善逸
あっ……。あなたちゃん……!昨日はご、ごめんね、何をしたか俺、全く覚えてないんだ。何か変なことされてない?うわぁぁぁん、嫌いにならないでーー!
と目が会った瞬間、すごい速さで走ってきて、いきなり大声で言われた。

私に嫌われてしまうと思ってるみたい。

そんなわけないよ、逆に私は自分の気持ち自覚しちゃったよ……!
(なまえ)
あなた
大丈夫だよ。善逸君のこと嫌いになんてならないから安心して?
と言ったら、善逸君は更に焦りだして、
善逸
善逸
俺なんかしたよね、絶対なんかしたよね……!?あなたちゃん、俺どうした?何したの?あなたちゃんにとって恥ずかしい事?それとも絶対しちゃダメなことしちゃった!?イヤアアア(汚い高音)そんなことしてたらもう俺死んじゃうよぉー!特に精神が!
とすごい長さの言葉をいっぺんに言ってくる。

キスされた時も思ったけど、肺活量エグイな、善逸君。

このキメツ学園の生徒とか教師ってやけに肺活量あるよね。

なんでだろう……?

その話はいいとして、確かにされた……。

昨日のことを思い出すと頬が火照ってくる。

あー!そんな大声で言わないでーーー!

ーミニあとがきー
大声で恋愛系の話言ったら「リア充爆発しろ!うるせーんだよ!」って近所の人から思われますよ、善逸君。
そして姉がまた襲来(笑)
最終話もよろしくお願いします!

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