第9話

~炭治郎の場合〜(閑話4.5話にあたる)
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2020/04/06 12:55
!attention!
※炭治郎sideです!
後読み推奨。良ければどうぞ!

俺は炭治郎。

実は隣のクラスのあなたさんに想いを寄せている。

中等部一年の頃、俺が先輩に絡まれていた所を助けてくれたから。

まぁ、極端に言うと一目惚れだ。

まぁ、部活入れ!って強く勧誘されていただけなんだけど……。

俺は部活に入るつもりはなかった。
家の手伝いが大事だからな。

でも、俺の罪悪感が稼働してしまった……。

グイグイくる村田さんという先輩の目が怖い。サッカー部に入って欲しいんだよな。

どうしよう、と思っていた時に、その人は現れた。
(なまえ)
あなた
大丈夫ですか?部活は無理して入らなくていいから先輩には悪いんですけど、気にしないでいいと思いますよ。
と、天使のような微笑みを湛えてこちらの表情を気にしてきた。優しい人だなぁ……。

それに凄く可愛らしく可憐な美少女だ……。
炭治郎
炭治郎
そうですよね……。
すみません、もう結構です。
村田さん
村田さん
ちょっと!困るよー!話だけでも!
炭治郎
炭治郎
ごめんなさい。もう十分分かりました。
考えときますんで!
と言ってその人と「待ってーー!」と走って追いかけてくる村田先輩を残し俺は脱兎のごとくその場から逃げ出した。

そういえばあの人の名前聞いてなかったな。

あの人からはすごく優しく甘い匂いがしてた……。

甘い匂い?ということはつまり……!
俺はその人に恋をしてしまったのだ……。
ーー放課後ーー
炭治郎
炭治郎
おーい、善逸〜!
善逸
善逸
なんだよ、炭治郎。
そう、女子の事にかなり(いや変態並みに)詳しい(いや熟知?)善逸にあの子の名前を聞き出そうと試みたのだ。
炭治郎
炭治郎
あぁっと……。えっと……。
善逸
善逸
なに?気持ち悪いよ!
いざ言うとなると恥ずかしい……。

しかも、女子に気がある事がバレてしまうのも少し(特に善逸は)気が引ける。
もういいや、全て話そう!
炭治郎
炭治郎
善逸、騒がないで聞いてくれるか?
実はこんなことがあって……。
善逸
善逸
なるほどねー!あの子ね、あなたさん!超モテモテって聞いた事ある!
騒がないでって先に言っといたじゃないか!
善逸五月蝿い!
炭治郎
炭治郎
声が大きい!!
善逸
善逸
炭治郎が気になるって……!
一番恋愛無縁そうなのに!とりあえず、もう少し待って考えてみたらいいんじゃない?
例えば友達になって、高等部になったら告白とか……。(てか単純だな……。)
詳しいな……。しかも顔が気持ち悪いぞ、善逸……。でも、いい案だ。そうしよう。
炭治郎
炭治郎
成程……。そうしてみるよ!(曇りなき眼で)まだ中等部に告白とか、早いよな!
善逸
善逸
そんな事ないでしょ!普通だよ!
近頃の中学生はそんなにませてるのか。
(客観的すぎる)
炭治郎
炭治郎
母さんにまだ早いって言われて育ったからなー。
善逸
善逸
マザコン!普通だっての!
俺だってお前ん家に行ったとき、禰豆子ちゃんに一目惚れしちゃったんだから!
炭治郎
炭治郎
まだ禰豆子はやらんぞ……。
善逸
善逸
″まだ″ってことはいつかはいいってことでしょー!
という話をして(途中から善逸の文句)
俺の考えは、中等部の終わりくらいに接近してみよう、という結果になった。

(友達が聞いて欲しい、という設定でタイプを聞くことにした。)

ー終わりー(炭治郎side編)

ーミニあとがきー
炭治郎side過去編ですね。
視点変えるの好きなんですよ(笑)
引き続きよろしくお願い致します!
それにしてもよく2年間耐えましたね、
精神力に関しては申し分ありません。
炭治郎の元のキャラが堅物ですからね!
こういう形にさせて頂きました!
村田さんは恋のキューピッドですw

本編へ続く

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