第25話

~伊之助の場合~episode3
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2020/04/06 09:45
とりあえず、本人を探して見張らなければ。
(なまえ)
あなた
それにしてもどこにいるんだろう?
教室を見回すが、大体の特徴は教えてもらったので、顔は何となく分かるだろうが、本人はどこにもいないようだ。

性格などが激しいと冨岡先生は言っていたから、校庭かな?と仮定して校庭へ行くことにした。

案の定、冨岡先生が言っていた通りの人物が程なくして見つかった。

でも、そのくだんの子に私は目を奪われてしまっていた。
伊之助
伊之助
おい権八郎!ボールそっち行ったぞ!早く俺によこせ、よっしゃさすが俺の子分だ!猪突猛進!シュート入ったぜ!やったなお前ら!
炭治郎
炭治郎
そうだな、伊之助は凄いな!やったな!そして俺は炭治郎だ!
善逸
善逸
俺の気が休まる時間って校庭走ってる時のみかも……。
という感じで噂通りの人達はクラスの男子とサッカーをして遊んでいた。

みんな顔立ちが整っているが、その中でも一際目立つ美少年が多分、嘴平君だ。

まつ毛が長くて西洋風の人を思わせるような碧眼。

口が悪いのと着崩しを除くとまるで王子様のみたい……。と思ってしまったほど、その子は綺麗な顔だったのだ。

しまった。この学園顔面偏差値やばいから免疫はあるけど平凡な人は面食いになってしまいそうで怖い。

そう考えて見ていると嘴平君は、
伊之助
伊之助
わりぃ、少し外すぜ。ちょっと待ってろよ!俺の子分!
と言ってこちらに走ってくるではないか。
なんでこっちに来るの!?

続く
しのぶさん
しのぶさん
作者からは『次まで少し短いかもしれませんが、ご了承くださいね。』だそうです。やっと本人が来てくれてよかったです。前はずっと冨岡先生がいましたからね。消えてもらって良かったです!ん?なになに?『そんなこと言っちゃダメです』って?すみません、うっかりです。

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