第34話

〜冨岡先生の場合〜episode2
1,330
2020/04/06 10:20
~冨岡先生邸にて〜
(なまえ)
あなた
うわぁ〜!すごいっ!
高級マンションじゃないですか!
なんと冨岡先生が住んでいる家はキメツ学園から徒歩十分程の距離にある高級住宅地のマンションだったのだ。

さすが格好いい人は住むところまで格好いい……。
この人がモテる意味がよく分かる。
冨岡先生
冨岡先生
適当にそこらへんに座っておけ。
俺は着替えてくるから。
と冨岡先生はクーラーをつけながら言い、冨岡先生は席を立って隣の部屋へと移動する。

きっと、いつもはここで着替えるのだろうが私がいるから配慮してくれているのだろう。

私はその間とりあえずふかふかなソファに座らせて貰うことにした。
(なまえ)
あなた
あ〜♡涼しい、生き返る〜♡
と呟いていると着替えを終えたらしい冨岡先生から
冨岡先生
冨岡先生
自分の家のようにくつろいでいるな……。
と苦笑された(風に見える)。

私服も私服で今流行りのメンズファッションだ。様になっている。

スウェットとワイドパンツをベルトで締め、もともと綺麗なスタイルをさらに綺麗に見せている。
(なまえ)
あなた
それ、今年の春夏アイテムの流行りのやつじゃないですか!
ラフなジャージも似合いますが、こっちの方がもっと私は好きですよ!
と素直に言うと冨岡先生は
冨岡先生
冨岡先生
俺の趣味ではないのだがな。何故かよく分からないのだが、服屋に行くといつも同じ興奮した若い男性が走ってきて、服を見立ててくれるんだ。
と衝撃の事実を口にする。
(なまえ)
あなた
知らない方がよかった……。
冨岡先生は不思議そうに
冨岡先生
冨岡先生
何かおかしいか?その店員はやけに俺に優しいんだ。『お似合いです』『格好いいですよ』『さすが義勇様』『俺と付き合いましょう!』とか色々言って俺を褒めてくれるんだ。だから俺は嫌われてない。
あーこれはガチな人だ(察し)

しかもその店員はなんで冨岡先生の名前を知っているのだろうか……。

怖すぎて聞けなかった。
(なまえ)
あなた
俺と付き合いましょうって……。老若男女に先生は人気で凄いですね……。
冨岡先生
冨岡先生
こういう優しい人には結構会うんだ。前もカフェにいたらおばあさんが『あなた素敵ねぇ。孫の婿に来てくれないかい?』と言ってきたくらいだからな。遠慮させて頂いたが、俺は褒めてくれる人に会う運がいい気がする……。
さすが学園のイケメンTOP2だ。

モテモテすぎる。

しかも天然で話している冨岡先生がすごい。

もう少し自分の容姿自重しようよ……。

続く
しのぶさん
しのぶさん
天然すぎますね、この人は……。だから嫌われるん……(以下略)次もよろしくお願いします!

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