あなたside
あれから約10分
ありました←
そう小言を言いながら職員室のドアを開けた
うおぉ、綺麗な方が関西弁…
最高やん←
しかも担任…
髪か?←
そして、着いた教室には
2年2組
2組ってどっちだっけ…
治の方?やっけ?ならすなりんもいるはず…
それとも侑の方?
う〜ん、ま、見ればわかるか
そう言い残して、先生は教室に入った
なにか喋っている先生の言葉にどうぞという言葉が来るのを待つ
お、行くか…
ガラガラガラガラ
私は心臓をバクバクさせながらも教室に入る
ふと生徒の方を見ると、金髪が見えた
侑の方かああぁぁぁ!!
ま、まぁよ、良かったのかな?
うん、主要キャラは一人、あまり近づかんようにしたら大丈夫でしょ
そう言って一礼する
我ながら完璧な自己紹介
顔を上げると同時に侑さんの方へ目をちらっと向けた
パチッ
あ、やっべ
目合っちった( ・∇・)
私は素早く目を逸らした
ぬぅあ!?
おいいいいいいい!!
何言うとんのやお主ー!!!!!!!
侑さんの指したところは侑さんの横の席
だが私は主要キャラの近くにいるということは死を表す
こうなったら、あの手しかねぇ
んんんんん???
聞き間違いかな?
今あなたチッと?チッとおっしゃいました?
お母さんそんな子に育てた覚えありません!!
あ、ちょっとまって冗談だから引かないで?
えぇ
この先生もしや気分屋?
まぁいっか…
私は並びの1番後ろに並んだ
どんどん前の人が引いていき、私の番
6つぐらい用意された紙の中からひとつ選んだ
紙を開くと
「4」
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1回切ります!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!