今日は街の見回り。
和室のところでゴム弾を補充している千束のところへ行く
ミカさん手作りのゴム弾。
相手を殺さずに攻撃出来る代わりに命中率は本物の弾よりも限りなく低い。
千束でもだ。
自分たちが作り上げてきてしまった偽りの平和で出来た街や国_____
そんな世界を見回るなんて。
なんで命令無視をするのか不思議でしかたない。
DAの中でDAの常識でしか育ってないリコリスに命令以外の情が浮かぶはずなんてない。
黒くて少し大きめのカバン。
ゴツゴツとした出っ張りも、中に銃が入っているもの特有の形だ
バッグの中からサイレンサーピストルを取り出す
カバンは傷付くが、打った弾がカバンの素材を突き抜けて中へ入る。
弾が中へ入ると弾に構造されているセンサーによってカバンの中へ入っている物の構造を感知する。
それが銃なら…
狙撃者に振動によって伝えられる___
そう言って千束は銃を持っている輩を追いかけて行った
あの人は仲間がいる感じはしなかった。
多分取り引き。これから向かうはずだったんだろう
…本当に手間取ったんだな
まだこの街をうろついてる輩はいる。
…けど、1人が今さっきやられたから数日は顔を出さないだろう。
後はthirdリコリスがやってくれることを祈っておこう…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。