タケミっちはボロボロになってもパーくんを止めようとする。
起き上がろうとするが、タケミっちは意識が朦朧としているのか、起き上がる事が出来ない。
そうしているとケンカが始まった。
パーくんは長内に向かって行くが、長内はボクシングをかじっているらしく、パーくんは長内の強烈なパンチをくらうばかりだ。
パーくんは鼻から酷い出血をする。顔面にパンチが入ったからダメージもスゴいだろう。
パーくんは意識がほぼ無かった。
パーくんを助けようと駆け寄るペーやんを止める。
声を荒らげるタケミっちに、私達は笑って答えた。
そう言うとタケミっちは目を見開いた。
長内が声を上げたのでそちらを見ると、パーくんが立ったまま気絶していた。
それを見て愛美愛主は声を出して笑う。
するとパーくんの体が傾いた。
トスッ。
倒れそうになるパーくんを支えたのはマイキーだった。
私はマイキーとパーくんの元へ足を動かす。
愛美愛主のヤツらはマイキーの言葉を聞いてバカにしたが、私もマイキーも完全無視。
マイキーからパーくんを預かり、そのまま地面へ寝かしてあげる。
マイキーは何も言わず長内の元まで歩く。
長内は舐めたようにマイキーを見下ろしていたが、
その瞬間、マイキーの蹴りが長内の頭に直撃し、今度はマイキーが長内を見下ろす事となった。
長内は気絶して、ピクリとも動かなくなった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。