第117話

116話
25,316
2021/08/06 04:06
タケミっちはボロボロになってもパーくんを止めようとする。



起き上がろうとするが、タケミっちは意識が朦朧としているのか、起き上がる事が出来ない。
マイキー
マイキー
タケミっち
花垣武道
花垣武道
…!
マイキー
マイキー
黙って見てろ。これはパーのケンカだ。
そうしているとケンカが始まった。



パーくんは長内に向かって行くが、長内はボクシングをかじっているらしく、パーくんは長内の強烈なパンチをくらうばかりだ。
(なまえ)
あなた
花垣武道
花垣武道
あ!!
ペーやん
ペーやん
ヤベェ!モロにくらった!!
パーくんは鼻から酷い出血をする。顔面にパンチが入ったからダメージもスゴいだろう。



パーくんは意識がほぼ無かった。
ペーやん
ペーやん
パーちん!
(なまえ)
あなた
ペー!!
パーくんを助けようと駆け寄るペーやんを止める。
(なまえ)
あなた
マイキーが黙って見とけって
言ったでしょ?
ペーやん
ペーやん
っ…ゴメン
花垣武道
花垣武道
黙って見とけって…マイキー君もあなたさんもヒドくないっスか!?
花垣武道
花垣武道
パーちんもう鼻も折れてるし、意識も朦朧としてるし!もうダメッスよ!パーちん死んじゃいますよ!?
花垣武道
花垣武道
止めましょうよッ!!
声を荒らげるタケミっちに、私達は笑って答えた。
(なまえ)
あなた
何で?
花垣武道
花垣武道
え…
マイキー
マイキー
まだ諦めてねぇじゃん。
そう言うとタケミっちは目を見開いた。
長内
おいおい!!
長内が声を上げたのでそちらを見ると、パーくんが立ったまま気絶していた。



それを見て愛美愛主メビウスは声を出して笑う。



するとパーくんの体が傾いた。



トスッ。



倒れそうになるパーくんを支えたのはマイキーだった。
パーちん
パーちん
ゴメン、マイキー…オレ…不甲斐ねぇな…
マイキー
マイキー
何言ってんのパーちん。
マイキー
マイキー
オマエ、負けてねぇよ。
私はマイキーとパーくんの元へ足を動かす。



愛美愛主メビウスのヤツらはマイキーの言葉を聞いてバカにしたが、私もマイキーも完全無視。
マイキー
マイキー
あなたのニックネーム、パーを頼む。
(なまえ)
あなた
もち。
マイキーからパーくんを預かり、そのまま地面へ寝かしてあげる。
(なまえ)
あなた
頑張ったね、パーくん。
不良1
おいマイキー、とりあえず土下座!
不良2
許さねぇけどなぁ!
不良3
全員全裸で土下座な!!
不良4
しょんべんチビんなよぉ?
不良5
五条はそのまま楽しいコトな??
不良6
ガキだからって泣いても
許ちゃないでちゅよ〜?
マイキーは何も言わず長内の元まで歩く。
長内
あん?やんのかぁ?マイキー
長内は舐めたようにマイキーを見下ろしていたが、
長内
10秒でコロして!
その瞬間、マイキーの蹴りが長内の頭に直撃し、今度はマイキーが長内を見下ろす事となった。



長内は気絶して、ピクリとも動かなくなった。

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