第128話

127話
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2021/08/10 16:27
お祭り当日。



私とヒナちゃんはマイキー家まで行って、お互いがお互いの着付けを手伝った。
ヒナ
ヒナ
あなたちゃんカワイイ!!
エマ
エマ
こりゃあ男の視線集まるなー、マイキー大変そう。
(なまえ)
あなた
ありがとう!2人もすっっごいカワイイ!これならタケミっちとドラケンのハートは鷲掴みだね!
ヒナちゃんは健気にも「そうかな…」と赤くなる。



エマは「そうだとイイけどなぁ…」と自信なさげだった。



絶対ドラケンもエマのこと好きなのになー。早く付き合っちゃえばいいのに。
エマ
エマ
じゃ!そろそろ行こっか!
まず最初はあなただね!
ヒナ
ヒナ
頑張って!あなたちゃん!!
(なまえ)
あなた
んん?私はガンバること無いよ?
エマ
エマ
どうせなら褒めてもらわなくちゃ!せっかく浴衣着たのにもったいないでしょ?

エマの部屋から出て玄関に向かうと、マイキーが座って待っていた。
エマ
エマ
マイキー、終わったよ〜
マイキー
マイキー
たく、遅せぇ……よ…
私を見て固まるマイキー。



その場で一回転してみて聞いた。
(なまえ)
あなた
どう?
今日の浴衣はエマとヒナちゃんが選んでくれた物を買った。



青や水色で花が描いてある白の浴衣だ。色は髪やの色と合っていて良いと自分でも思う。



ガンバることは無いと2人には言ったが、やっぱり褒めてほしいなぁ…と思ったり。



すると、



マイキー
マイキー
…イイんじゃねぇの?



マイキーはプイっと顔を逸らしてそれだけ言った。



それに不満を持った2人が猛攻撃に出る。

エマ
エマ
ちょっとマイキー、それだけ!?
ヒナ
ヒナ
顔見て言ってあげないと!!


それに参ったマイキーは、私の目を真っ直ぐ見て言ってくれた。








マイキー
マイキー
似合ってる。めちゃくちゃカワイイ!!















「カワイイ」と言われ、私は満面の笑みを浮かべた。
(なまえ)
あなた
ふふっ、ありがとうマイキー!

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