第146話

145話
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2021/08/11 07:30
(なまえ)
あなた
………?

目を覚ますと見慣れない天井がまず視界に入ってきた。



少し痛む体を起こすと、周りはカーテンで仕切られており、腕には点滴が打たれていた。



ここは…病院?…いや、違うか?



服がどう考えても入院服じゃない。



なんか…昔の貴族の女性が着てるような寝巻き。上下が繋がった白いロングワンピース…みたいな。

なんでこんな物を…本当にここは病院じゃない?



気を失う前の記憶がハッキリしない。とりあえずここがどこか知りたいから歩き回ろうか。



ベットの下を見ても靴が無い。



仕方ないので裸足でベットから降りる。そして点滴スタンドを持ってカーテンを開けた。



周りにもベットがいくつかあったが、誰も使ってないようだった。誰も居ない。

扉まで歩いて開けると目の前には窓があり、窓の外には膨大な自然と、和風の建物が永遠と広がっていた。
(なまえ)
あなた
……ん?

膨大な自然と和風の建物…?



慌てて窓まで走って外を見る。



どこ!?ここはどこっ!!?こんな場所知らないッ!!



自分の腕から点滴を引っこ抜き、点滴スタンドをその場に置き去りにして外に出ようと走った。



そして少し走ると、ある部屋から話し声が聞こえた。



誰かいる!と思い、その部屋の扉を思いっきり開ける。
???
!?
???
高菜ッ!?
???
なんだっ!?
そこには純粋に驚いた顔をする女の子と、何故かおにぎりの具を喋って驚く男の子、そしてパンダ……
(なまえ)
あなた
…パンダッ!!?

パンダ!!パンダがいるッ!!!



驚きながらも目はある物を捉えて、そしてここがどこなのかがわかった。



女の子と男の子が着ていたのは呪術高専の制服だ。



ここは呪術高専だ…!



なんか気を失う前、兄の姿を見た気がしなくも無い。
(なまえ)
あなた
…!ドラケンっ!!マイキーッ!!

ドラケンはどうなった!?マイキーはどこ!?



もう一回だけみんなと笑いたい、そう願ったのだ。



ドラケンの家はわからない。なら…



私はそのままマイキーの家まで瞬間移動した。

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