第122話

121話
24,515
2021/08/06 07:52
ドラケン
ドラケン
とにかく
ドラケンはそう言いながら立ち上がる。
ドラケン
ドラケン
オレはもうマイキーとは縁切るわ
花垣武道
花垣武道
え?
ドラケン
ドラケン
東卍も終わりだ。
ドラケンのその一言に手を握りしめる。
花垣武道
花垣武道
な…何言ってんスか。終わりって…冗談スよね!?
ドラケンはそのまま部屋を出て行く。



それに私も続いた。
(なまえ)
あなた
ゴメン、タケミっち。…私も帰るね
花垣武道
花垣武道
え!?ちょっ…あなたさんまで!
待って下さいよ!!
花垣武道
花垣武道
ドラケン君!あなたさん!
玄関で靴を履いていると、タケミっちは諦めずに追ってきて聞いてくる。
花垣武道
花垣武道
東卍が終わるって、どういうことッス
か!?状況を教えて下さいよ!!
私とドラケンは答えることなく玄関から出て行く。



すると前を歩いているドラケンがいきなり立ち止まった。
(なまえ)
あなた
ドラケン…?
ドラケンの後ろから顔を出し、ドラケンの見る先を見てみると、そこにマイキーがいた。
(なまえ)
あなた
マイキー…
マイキーは私達を見て表情を険しくする。
マイキー
マイキー
あ?テメェら何でココいんだよ。
ドラケン
ドラケン
あ?テメェこそ何でココにいんだよ。
花垣武道
花垣武道
マ…マイキー君…!?
私は思わずドラケンの背中に隠れる。
マイキー
マイキー
オレはタケミっちのお見舞いだよ。
ドラケン
ドラケン
オレもそうだよ
マイキー
マイキー
じゃあ何であなたはココにいんだよ。
いきなり話を振られて肩が跳ねる。
(なまえ)
あなた
……私
マイキー
マイキー
あぁ、そうか。
マイキーは私の声を遮って言った。
マイキー
マイキー
オマエはケンチン側だからな。コイツといて当然か。
(なまえ)
あなた
え…違うよ…!たまたま会ったから…!
慌てて言ったが、マイキーは私の話を聞く気は無いようだ。



2人はお互い激しく睨み合う。
マイキー
マイキー
つーか、タケミっちはオレのダチだし、オマエら関係ねぇじゃん。な?タケミっち。
花垣武道
花垣武道
え?えっと…
ドラケン
ドラケン
あ"?何言ってんの。オレのダチだよな?タケミっち。
マイキー
マイキー
どけよデクノボー、通れねぇよ。
ドラケン
ドラケン
あ?オマエがどけよチビ。
するとタケミっちが勇敢にも止めに入る。



が、そんなタケミっちの胸ぐらを掴んでドラケンが脅す。
ドラケン
ドラケン
おい!オマエ何様!?
すると不意にマイキーが歩き出した。

プリ小説オーディオドラマ