第115話

114話
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2021/08/05 11:05
タケミっちのその様子に、続けて殴ろうとするパーくん。



それを止めたのはドラケンだった。
ドラケン
ドラケン
タケミっちが引かねぇって言ってんだ。
少し愛美愛主メビウス調べてみてもいいんじゃねぇの?マイキー。
(なまえ)
あなた
…私もドラケンに賛成。
これは絶対何かある。



そう思って言うと、マイキーは私達を睨んだ。
マイキー
マイキー
あ"?オマエら東卍に楯突くの?
(なまえ)
あなた
え?いや、別にそう言うわけじゃ…
ドラケン
ドラケン
あ?そういう話じゃねぇだろ。
マイキー
マイキー
そういう話だよ。
マイキーとドラケンが無言で睨み合う。



そしてピリついたこの空間に突如、聞き慣れない声が響いた。
???
内輪揉めしてるところ
ワリィんだけどさぁ!
振り返ると赤い特服に金髪のリーゼントをバチバチにキメた知らないヤツが入って来た。
???
愛美愛主、愛美愛主ってよぉ、うちの名前連呼すんのやめてくんねぇ?
???
中坊共がよぉ!
するとパーくんが目を見開いて叫んだ。
パーちん
パーちん
テメェは…長内!!
えっ!?何でここに!?
長内
騒ぐなチンカス。
パーちん
パーちん
テメェ…っ!
長内
君ィ、2コ上なんだからよ、テメェ様って言えよ。
持っていた櫛でパーくんを指しながら言ってくる。



それにキレたパーくんがいきなり走り出して長内に殴りかかった。



長内はそれを軽々と避けて、パーくんの顔面に拳を入れる。
長内
ハイ!所詮中坊レベル〜!
長内
東京卍會?名前変えろよ。
中坊連合によぉ。
長内がそう言うと、外からバイクのコール音が大量に聞こえてきた。
長内
なーんか愛美愛主メビウス
ケンカ売るって聞いてな。
長内が手を高々と上げて指を鳴らすと、白い特服を着た愛美愛主のメンバーが大勢入ってきた。
長内
こっちから出向いてやったワケ
長内
マイキーちゃ〜ん!戦争だぁ!!
長内がそう言えば、愛美愛主メビウスのメンバーは気合い十分だというように叫んだ。

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