今夜は集会。私はバイクを持っていないので、いつもマイキーのシリに乗せてもらっている。
武蔵神社に着くとタケミっちとヒナちゃんがやって来た。
よう、タケミっち。
ワリィな急に呼び出して。
オマエ何嫁なんか連れて来てんだよ
すいません!こんなになってるって思ってなくて…
ヒナちゃーん!久しぶり〜!!
あなたちゃん!久しぶり!!
なんということでしょう。野郎ばかりの場所に花が咲きました。
あ、ヒナちゃん。この前は脅かしてゴメンな
ドラケンは片手を顔の前にやって謝る。
あぁいえ、全然大丈夫です。あの、こちらこそこの前はゴメンなさい。
なんということでしょう。自分は大丈夫と言いながら、自分は謝りました。なんて良い子でしょう。
おいエマ!
はーい
この子、タケミっちの嫁だから
しっかり守っとけ。
りょ〜か〜い。…あ
エマはタケミっちに反応した。
タケミっちの顔が凍る。
何なに??修羅場???
するとエマは笑顔で、
よっ!いくじなしクンっ!
と言った。
意気地無し?
エマ?それどういうこと??
意気地無し君って何…?
何オマエ、エマと知り合いなの?
2人の雰囲気が一気に怖くなる。
おぉ〜、修羅場だ修羅場!!
ち、違うんだヒナ!ドラケン君!オレ、何も覚えてなくて…!
なんともまぁありきたりの言い訳をするタケミっち。
一体何したの。
そしてエマは爆弾発言をした。
エマの下着姿見たくせに逃げたんだよー?
……
思ったより修羅場だった。
へぇ〜?そんなことが
あったんですねぇ〜!?
あったのかな〜!うーん、本当に記憶がないんだよー!!
首を回して準備体操をするヒナちゃん。そして最後に指を鳴らしてさあFIGHT!!
結果はタケミっちがヒナちゃんにボコボコにされました。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。