第127話

126話
24,598
2021/08/07 02:21
マイキー
マイキー
あー…あなたのニックネーム?
(なまえ)
あなた
……
私は隠れて返事もしない。
エマ
エマ
マイキー、言い訳のチャンスあげるから、何かあるならあなたにちゃんと言って。
マイキー
マイキー
…うん。
マイキー
マイキー
…ゴメン、あなたのニックネーム。
マイキーが頭を下げたのがわかった。
マイキー
マイキー
オレ…オマエのこと笑わせてやるって言ったのに、最近はずっとあなたのニックネームのこと泣かせてばっかだった。ホント…ゴメン。
(なまえ)
あなた
……
マイキー
マイキー
だからオレ、あの時あなたのニックネームに殴られたの仕方ないって思ってる。それだけオマエにヒデェことした。サッカーボールもだ。オレ…あなたのニックネームのこと突き飛ばして…
マイキー
マイキー
オレ、もうケンチンとは仲直りしたんだ。だからもしあなたのニックネームが許してくれるなら…
マイキー
マイキー
仲直り……してくれ。
(なまえ)
あなた
……
(なまえ)
あなた
いいよ。
マイキー
マイキー
え?


マイキーがマヌケな声を出して顔を上げる。



私はエマの背中から少し顔を出して言った。
(なまえ)
あなた
…私こそ…殴ってゴメン。あと大っ嫌いって言ってゴメン…本当は好きだよ。
(なまえ)
あなた
だから…仲直りしよ。
マイキー
マイキー
…!うん!!

エマの後ろから出て来れば、マイキーはそのまま飛びついて来た。
マイキー
マイキー
じゃあ今度一緒に2人で武蔵祭り行こっ!
(なまえ)
あなた
え?お祭り?
マイキー
マイキー
そ!抗争も無くなったし、仲直り出来たら誘おうと思ってたんだ!!

そう無邪気な笑顔で言ってくる。
(なまえ)
あなた
…いいよ。私もお祭り行きたいと思ってたから。
マイキー
マイキー
よしっ!約束な!!

_____
マイキーとあなたが仲直りして、楽しそうに話している姿を見守るエマとヒナ。
ヒナ
ヒナ
……ねえ、前から気になってたんだけど、マイキー君ってあなたちゃんのこと…
エマ
エマ
んー?そうだよー
ヒナ
ヒナ
だよね!それにあなたちゃんも…
エマ
エマ
あー…あの子鈍感だからなー
「マイキーも苦労するわ。」とエマは言いながら、笑顔で話す2人を見ていた。

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