第102話

101話
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2021/08/04 01:39
(なまえ)
あなた
っ…
本当に体術だけで兄は私を押している。



今までケンカに負けたことなんて無いのにっ…!



本当に"最強"なんだと、実感させられた。




五条悟
五条悟
よっ…と!
(なまえ)
あなた
!!



降魔を兄に思いっきり蹴られ、降魔は私の手から離れる。



そしてそのまま兄の蹴りをくらい、横に吹き飛ばされた。
マイキー
マイキー
あなたッッ!!!
体を起こした時にはもう遅い。



兄はすぐそこまで迫っていて___。









私は思わず"無下限呪術"で兄を吹き飛ばした。





五条悟
五条悟
…!!
吹き飛んだ兄は無限を使って、壁への衝突を防ぐ。



そしてニヤリと笑って言った。
五条悟
五条悟
やっと術式使ったね。
(なまえ)
あなた
…は?
すると兄は縁側にいる全員に向かって言った。
五条悟
五条悟
どうだった?アンタらが出来損ないと罵ったこの子は、五条家相伝の"無下限呪術"を引き継いでるぞ?
そちらを見れば、私を信じられないような目で見る者、期待を持っている目で見る者…たくさんいた。



そこで気づいた。
(なまえ)
あなた
ハメたな!?
コイツらに私の術式の存在を確信させる為に、手合わせと言いながら襲ってきたのだ。
五条悟
五条悟
だって僕1人が言ったって誰も信じないでしょ〜?
私の殺意などはお構い無しにニコッと笑ってきた。



余計に殺意が高まる。


五条悟
五条悟
まっ、イイっしょ!何となく術式のこともわかったし!
(なまえ)
あなた
…え?
五条悟
五条悟
どうしてあなたは六眼を持ってないのに無下限呪術を使えるのか…知りたくない?
私は躊躇いながらも一度頷いた。



すると兄はニコリと笑って言った。
五条悟
五条悟
オーケー、任せなさい!!

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