それから数日後の休日、暇なら遊びに来て、とヨハンに誘われたあなたはヨハンの家に向かった。ピンポンを押すと、ラフな格好のヨハンが現れる。肩にはタオルを巻いていて、さっきまでなにがしかの作業をしていたようだ。
部屋にあがると、宣言された通り部屋はすこし乱れていた。折り畳まれた段ボールがそこかしこに転がっているし、テーブルは見る影もないくらい物で埋め尽くされている。
あなたが部屋を観察していると、カラーボックスの上にトロフィーと写真立てが飾ってあるのを見つける。その写真立てには、まだ幼い十代とヨハンが見慣れない家でデュエルしている写真が飾ってあった。
そんなことを言われると反応に困ってしまう。
ヨハンはにこにこしながら、ベッドにぎしりと腰かけた。ぽふぽふとベッドの横を叩いて促されたあなたもベッドに座ると、ふかふかのベッドが二人分の重みで弓なりになる。
ヨハンはそう言うなり、あなたをベッドに押し倒した。あなたが軽いパニックになり無抵抗なのをいいことにジジッとズボンのジッパーを下ろし、パンツの上から形を確かめるようにゆっくりなぞる。
ドキッと胸が高鳴った。男性からそう言う風に自分を求められたことは初めてだった。触れられている部分がかあっと熱くなってくると同時に、すべてがどうでもよくなってくる。
見事に流された。
了承を得たヨハンは舌を這わせて唇を湿らせると、手際よくズボンと下着を脱がせた。あっという間に恥ずかしい姿になってしまう。
あなたはすこし緊張を解いて、ヨハンのすることを見守った。ヨハンはベッドサイドにあったローションを手に取ると、それを手の上に広げて馴染ませるように手を擦り合わせる。それからあなたの茂みへと手を伸ばした。
ローションは人肌に温まっていたので冷たくはなかったが、ぬるぬるした感触は慣れない。あなたは口を塞いで、溢れる嬌声を封じ込めた。
ヨハンが覆いかぶさって耳元で囁き、ローションの付いた手であなたの腕を掴み、口を塞いでいた手を引き剥がした。
ヨハンは秘穴に手を伸ばすと、根元まで指を埋め込み、そこにある一点を刺激した。自分でも触ったことのない場所を開拓されることには強烈な違和感を覚えるのだが、それ以上に強烈な快感がある。
あなたが首を横に向けると、写真の十代と目が合った。
幼い、まだ穢れを知らない十代に見つめられながら、あなたは果てた。全身の筋肉が強張って、あなたはぐったりとベッドに体を預けた。初めての感覚だったからか、ひどく疲れてしまった。ふうふうと荒い息をつきながら、薄目でヨハンを見上げる。
どうして眠いと気づかれてしまったのだろう。あなたはヨハンに額にキスをされながら、意識を手放した。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!