第4話

Part4
56
2019/09/11 14:21
陽菜
陽菜
私は教室の窓から外を1人で眺めている
陽菜
陽菜
はぁ
響
ため息を吐くと幸せが逃げちゃうよ!
陽菜
陽菜
えっあっ響か…
響
何してるの?
陽菜
陽菜
外を見てたの
響
誰かと話したりしないの?
陽菜
陽菜
うん?まぁ私あまり皆んなから好かれていないから
響
えっ
キーンコーンカーンコーン
陽菜
陽菜
あっチャイム鳴った…
響
…放課後…
しーん…
今教室には私だけ…1人って最高…でもなんでだろう…ちょっと寂しいって思うのは
ガラッ
響
あっやっぱりいた
陽菜
陽菜
えっ
響
陽菜に聞きたい事があって
陽菜
陽菜
何?
響
何でそんなに1人でいようとするの?
陽菜
陽菜
…私は別に1人になりたいとかそう思ってるわけじゃないの…どうしてもなっちゃうの
響
えっ
陽菜
陽菜
私ね何が楽しいのか分からないの
響
えっどう言う事
陽菜
陽菜
そうなるよね。私、感情を教えてもらわずに育ったから
響
陽菜
陽菜
私の両親はね私を産んですぐに亡くなったの。だから何が楽しくて悲しいのか私には分からないからさ
響
そうなんだ
陽菜
陽菜
だから自然と私の前から友達が減っていくの。はぁ仕方ないんだけど
響
その“仕方ない”やめたら?
陽菜
陽菜
えっ

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