「....え....?。」
「あなた?!」
突然、後ろから
そんな声が聞こえた。
それに、
どこかで聞いたことがあるような感じ
だった。
私は、気になって
声がする方に目を向けた。
すると......
そこには、テテとジミンがいたのだ。
何か聞こえた気がするんだけど....
まぁ、気のせいか。
「アハハハッッ」
そんな話をして
3人で笑っていると
横にグクがいることを
ふと思い出した
そういえば...
さっきからずっと待たせっぱなしだった
申し訳ないな、と思いながら
私は、横に目を向けた。
すると.......
そこには
今まで一度も、見たことがない表情をした
グクがいた
そう...
テテとジミンを見つめる、グクの瞳は
何一つ写していなかったのだ
それに、その目は
物凄い狂気に満ちている...
なんだろう.....
物凄く怖い.....
一体、どうしたんだろうか...
....................
二人が申し訳なさそうに
そう言うと.....
と答え
グクは、ニッコリと満弁の笑みを浮かべた
さっきまでの
狂気に満ち溢れていた顔は
一瞬にして
いつもの優しい笑顔へと
変わっていった....
一言、二人にそう言って
グクと一緒にその場を去った
だが...
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明らかにグクの様子が
さっきからおかしい......
「何か、
声を掛けなきゃ」と思い
声を掛けようとすると...
突然、私に
そんなことを聞いてきた
私は、急な質問に
少し戸惑ってしまった
なぜ、そんなことを急に
聞いてくるんだろうか........
私がそう言うと.....
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私は、
グクが放った次の言葉に
一瞬耳を疑った
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!