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朝
起きると隣にはぐっすり眠ってる
真司郎がいました。
『 、、、やばい、 』
私、昨日、、
酔って、真司郎襲ったんだ、
うっわぁ、最悪だ
好き って気づいた何時間か後に
もう襲うなんて
気が早すぎにも程があるし
第一、告白もまだで付き合ってない
真司郎は私のことを思って拒んでくれたけど
諦めたのか、?
夜 を営んでしまったぁぁぁあ
『 真司郎、、ごめん、 』
真 「 、、、俺は嬉しかったけど、? 」
あなたちゃんが色々考えてる間に
真司郎起きました
『 え、? 』
真 「 どーせ、あなたは鈍感やから
気づいてへんのやろ 」
『 ちょっと待って、何の話、 』
真 「 今、もう言うしかないから言うけど 」
真 「 俺、あなたのこと好き 」
『 何言ってんの、嘘だよね? 』
真 「 俺真剣なんやけど 」
真 「 本気で好きやから昨日拒んだのに 」
真 「 あなたが欲しがるから 」
『 、、生意気。 』
真 「 昨日のお返し 」
真 「 ま、俺は気持ち伝えただけやし 」
真 「 返事とかいらんから、、 」
『 ちょっと 』
『 自分だけ言っといて私の話も聞きなさいよ 』
真 「 な、なに 」
『 私も真司郎が好き 』
真 「 、、もしかしてまだ
酔いが覚めてな『 真剣なんだけど 』
真 「 すみません 」
『 付き合ってよ 』
『 そしたら堂々と真司郎と
いちゃつけるんでしょ? 』
真 「 いいん?? 」
『 よくなかったら私から言わない 』
真 「 ほんま? 」
『 何回も言わせないで 』
真 「 うぅー、 」 (( 泣
『 もー、なんで泣くの、 』(( なでなで
真 「 俺、めっちゃ前からあなたのこと好き 」
『 ごめんね、気づいてあげられなくて 』
真 「 今こうしておれるだけでいい 」
さっきまでは " 男の子 " だったのに
急にまた " 弟みたい " な真司郎に戻っちゃった
でも。
そんな " 弟みたい " な真司郎でも
『 可愛い 』。
好きって気づいて一日も経ってないのに
もう付き合えて、
本当にいいのかな?
でも一度意識したら
" 好き " が溢れて止められないから
私はこれから真司郎と
いつもと同じようで違う生活を
送りたいと思ってます
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。