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ある日
今日は雑誌の撮影
メンバーみんなで撮影
空き時間
『 しんじろ 』
真 「 ん? 」
『 ひとつお願いがあるんだけど 』
真 「 なに? 」
『 ぎゅーして? 』
真 「 んぁ 」
真 「 急にどしたん 」
『 いーから 』
真 「 ん、 」
(( ぎゅ
『 、、、 』
真 「 なんやぁ、そんなじろじろみて 」
『 真司郎の心臓すごいどきどきなってる 』
真 「 、、うっさい 」
『 ふへへ 』
真 「 なんやぁ、ほんまに 」
真 「 それだけか? 」
『 ちょっと確かめただけ 』
真 「 そ? 」
真 「 悩み事とかはない? 」
『 だいじょーぶ 』
『 ありがとね、真司郎 』(( なでなで
真 「 ん。」
これは絶対悩み事あるな
あなたは隠してる
俺はずっとあなたを見てきたからわかる
俺に頼ってくれたらいーのに。
真 「 ぎゅーしてって頼ってくれたんかな? 」
きっとそーや
そー思っとこ。
少しでもあなたの力になれたんなら
それでいい
あなたが話してくれるまで待つしかないしな。
でも不安やなぁ
気になって仕方ない
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。