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第31話

まだまだアオい。
星奈
星奈
…… そういうことがあって ……
星奈
星奈
…… 今でも、
男子と2人だけの時に、とか、
周りに人がおっても、近距離で
話しかけられるのが……
星奈
星奈
…… 怖い。









あのあと、私と晴樹で、星奈を家に送り届けた。



歩く間も、
晴樹が奢ってくれた缶のコーンスープを
コンビニの前で飲む間も、
星奈はずっと無言だった。




…… そりゃ、そうだよね。


殺されかけて、怖くないはずが無い。

ショックを受けない、はずが無い。













………… 次の日から、大和は学校に来なくなった。


星奈はしばらくは教室に来れてたけど、
晴樹以外の男子と話すのが
どうにもストレスになるみたいで、
保健室登校になった。













星奈
星奈
習うことはもう全部習い終わってたし
あとは自力で
勉強すればいい時期だったしね。
星奈
星奈
救いだったのは、あいつ・・・はバカで
私は割と頭の良い方だったことかな!
星奈
星奈
高校が離れるのはわかってたから
あともうちょっと、
あともうちょっとの我慢だ、って
星奈
星奈
あいつ・・・から離れたら、
私は普通の生活に戻れるんだ、って
星奈
星奈
………… 思ってた。





星奈は自力で猛勉強して、この高校に受かった。


大和は私立高校に受かったらしいと、
風の噂で聞いた。








星奈
星奈
………… なのに …………
星奈
星奈
あいつ・・・とは離れたのに、
まだ私は普通・・に戻れない。
星奈
星奈
何かのきっかけであいつ・・・を思い出すと
まだ首を絞められる感触が戻ってくる
星奈
星奈
おかしいよね。
バカみたいだよね。
星奈
星奈
私はずっと、
昔のトラウマを引きずり続けてる……







パイプ椅子に座った星奈が、下唇を噛んで俯く。







碧
全然、バカみたいなんかじゃない。





碧の強い口調に、星奈が顔を上げる。







碧
おかしくなんか、ない。
辛い想いして、忘れられんのなんて、
当たり前やん?
碧
バカなんは、
その大和って人の方でしょ。
碧
星奈は、悪くなんか無い。
碧
…… さっきは、
あんな話ふってごめんな?
星奈
星奈
ううん。
碧は知らんかった訳やし、
全然碧のせいじゃない。
星奈
星奈
言ってなかった、私の責任……
碧
…… だから、
碧
だから、知ったから、
今度からは私も頼って。




星奈はきょとんとした顔をして、
碧が微笑んで、
私も笑う。







弥生
弥生
それは心強いな
碧
星奈親衛隊 NO.3、高橋 碧です!
弥生
弥生
同じく NO.1、橋川 弥生です!






2人揃って 星奈に向かい 敬礼する。






星奈
星奈
…… 何それ 笑



星奈がくすっと吹き出す。



星奈
星奈
NO.2は 晴樹?
碧
一応 入れといたw
弥生
弥生
…… 絶対守るとか、
無責任なことは言えないけど
弥生
弥生
出来る限り精一杯、力になるから。
碧
私らは、星奈のこと、
友達だと思ってるから。
星奈
星奈
…… 何それ



今度は、ちょっと潤んだ目で、
星奈が笑って言う。



星奈
星奈
そんなん、
私だって友達やと思ってるし!
晴樹
晴樹
おーい






晴樹が“小屋”の扉から顔を出し、
皆で溜息をついた。





碧
……… NO.2、君は駄目だな
弥生
弥生
ほんっと、空気読まんよな
晴樹
晴樹
え?
何で急にディスられてんの 俺、
てかNO.2て何!?
晴樹
晴樹
………… まぁ何でもいいけど、
光流先輩が話あるから全員集合て
弥生
弥生
はいはーい





“小屋”を出る。




友情も、空も、
今は全部が まだまだアオい。