多分もう６年前のことだから鮮明には覚えてないけど。

　『　お前の居場所はもうないんだよ、。笑　』

　感情なんてどこにもない冷たいその言葉はクラスメートに何回も言われた。

『　自分がお前の友達だとでも思った？こいつめちゃめちゃ頭悪いじゃんw　』

　確かその子は僕が当時一番信用していた友達だった。

　６年前と言えば小学校の時＿＿＿＿小学校５年生の時だと思う。

僕は初めて”　愛　”というものを知った。

　愛情、友情、信頼、裏切り。

　たくさんそれを繰り返して。



　そのとき好きだった子にも振られた。



　友達なんてとっくにいなかった。



　毎日一人で寂しくて。



　みんなから僕のことは見えていなかったのかもしれないね、笑



　……もしかしたら先生達も僕が目障りだったのかもしれない。



　とにかくその時は色々なことが積み重なって僕は相当なストレスを抱えていた。



　そしてその翌年のこと。




　父親が僕の”本当の”母と離婚して、新しい女性と結婚した。



　その時のその女性の娘が、僕の今の義理の姉。さな姉さんだった。



　姉さんは僕にとっての生きるための支えだったのかもしれない。



　毎日辛くて辛くて。



　当時僕は悪質ないじめ。暴言。暴力をクラスメイトからあたりまえのように受けていた。



　痣なんて隠しきれないほどあった。



　多分親も気づいてたんじゃないかな。



　でも心配は一切してくれなかった。



　信頼していたはずの父はいつの間にか他界して。



　母は毎日男遊びが激しくて。



　ほんと、地獄っていう言葉が似合いそうな日々だった。

　でも、そんな時に支えてくれたのが姉さん。



　姉さんは僕のことを最優先してくれて、



　毎日怪我の手当てをしてくれた。



　辛いときには僕の話を聞いてくれて。



　ほんとに、誰もが思う理想の姉だった。



　だけど……。

　少し肌寒い夏の夜の事だった。



　当時は僕が中学校１年生で、姉さんが２年生。



　その日も母は夜の１１時まで帰ってこず、姉さんが母のために作った晩御飯は冷めきっていた。



　すると突然玄関の方向から大きな何かがぶつかるような音がして、



　何かと思って見に行ったら、知らない男の人と母が立っていた。



　何か話している様子で、こちらには気づいていなかったようだった。





　「　え、？お母さ＿＿＿　」




　姉さんがそう言いかけて、床に倒れこんでしまった。



　姉さんの頬には大きな赤い痣があった。



　そう、男の人が姉さんのことを殴ったのだった。




　「　ごめんね、あなた。……さな。お母さん、ここから、出ていくの、。　」




　全く感情がこもってない、寧ろ何が本音なのかわからないような声でそう言った。



　完全に狂っているような、そんな感じだった。



　ほんとに。




　は、？



　って感じで。






　色々なことが許せそうになくて。



　僕はその時から母を恨み続けることを決めた。＿＿＿＿

なんやねんこの終わり方((


語彙力がないのは毎回の事なのであまり気にしないでください！！！！！！！







短編集はもうすこししたら出します。

リアルがちょっと辛いので。遅くなるかもです。